今話題のビッグモーターが掲げていた経営理念と「悪い社風」の特徴

Group of business persons in a business meeting. Corporate business team on meeting in the office.
 

2.良い社風にするには

さて、スポーツショップにも、いろいろな雰囲気のお店があります。

・元気で明るい店
・きびきびとした店
・ゆったりとした店

これらは、店主の姿が現れたものです。社風と言っていいでしょう。

また、従業員が次のように感じているとします。

・上司に相談しやすい
・自由に仕事をさせてくれる
・数字に厳しい

こうしたことも、社風です。どうせならば、良い社風のお店でありたいとは思いませんか。

実は、良い社風の会社には、良い「経営理念」があることが多いです。そして、経営者はその理念を大切にして、会社の方向性を決めていきます。その理念が従業員に浸透していくことで、良い社風になっていくのではないでしょうか。

今回のビッグモーターにも、立派な理念があります。

「お客様の車に関する全てのニーズに応える」

経営者は、この理念をいい加減に扱っていたのかもしれません。もしくは、自分の都合の良いように解釈していたのかもしれません。

いずれにしても、経営理念を伝えるだけでは、良い社風にならないのも事実です。良い社風にするための、具体的な工夫も必要になります。

日経ビジネスNo.2103(2021.8.16)に、「世界一社風のいい会社」を企業理念にしている会社が紹介されていました。ユニークな企業理念です。それは、愛知県の段ボール製造機械メーカーの「ISOWA」。ISOWAは、理念にあるように、さまざまな社風改革に取り組んでいます。同誌では、その中から5つの方策が取り上げられていますので、ご紹介しましょう。

・社長評価制度
・会社の文句を言う会議
・MANZOKU調査隊
・オフサイトミーティング
・自分語り

なかなか面白そうですね。順に説明します。

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