今話題のビッグモーターが掲げていた経営理念と「悪い社風」の特徴

Group of business persons in a business meeting. Corporate business team on meeting in the office.
 

3.いい社風にする5つの方策

まず「社長評価制度」から。これは、社員が社長を評価する制度のことです。社長を「支持」するか、「不支持」にするか、社員が任意に無記名で投票します。社員が社長に意見を言える空気を作る仕組みです。上にものが言える社風になっていきます。

次は「会社の文句を言う会議」です。就業時間外に社員が集まって、会社への文句を自由に言える場を作ります。何回も重ねると、やがて、文句ではなく「何をしたらいいか」という話し合いに変わっていくそうです。社員の自主性を重んじる社風が出来上がっていくことでしょう。

3つ目は「MANZOKU調査隊」。従業員満足度を、担当になった何人かの社員が現場で調査します。すると、社員同士のコミュニケーションがよくなるそうです。満足度を調べるだけが目的ではなく、風通しの良い社風にするのも、目的なのではないでしょうか。

4つ目は「オフサイトミーティング」。これは、年齢別や階層別に行う、対話集会です。集会というからには、大勢で行うのでしょう。日頃の業務で感じる不満などを話し合い、グループで解決策を考えます。問題意識の高い社風が築かれることになるでしょう。

最後は「自分語り」。取引先に対して、社員一人一人が、自分の仕事への取り組み方をプレゼンするという方法です。業務の中で、そうした場面を設けるということでしょう。自律的な社風が育つのではないかと思います。

さすがに、「世界一社風のいい会社」を目指しているところです。まだまだ、多くの具体策を実行されているに違いありません。あなたも、良い社風になるためのアイデアを考え、実行しましょう。

■今日のツボ■

・社風は、経営者の姿を映したものである
・いい社風の会社には、良い経営理念がある
・いい社風にするには、具体的な対策を考える必要がある

image by: Shutterstock.com

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ワン・トゥー・ワンコンサルティング代表。スポーツ用品業界での経験と知識を生かし、業界に特化したコンサルティング活動を続ける。
スポーツ用品業界在籍33年の経営コンサルタントが、スポーツショップの業績向上法について熱く語ります。スポーツショップのために書かれた、日本初のメルマガです。ここには、あなたのお店がかかえている問題を解決するヒントがいっぱいです。

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【著者】 梅本泰則 【発行周期】 週刊

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