居酒屋のはずなのに、なぜか炒飯を頼む人が続出……そんなお店が話題となっています。今回のメルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』の著者、佐藤きよあきさんは「非常に珍しい業態」として、開店前から行列になる居酒屋の理由を明らかにしています。
炒飯をアテに酒を飲む!?炒飯・天津飯・皿台湾専門居酒屋とは?
炒飯が爆売れしている居酒屋さんがあります。
酒のアテになる料理が揃っているのに、なぜか炒飯の注文が一番多くなっているのです。
元々は酒屋さんで、「角打ち(立ち飲み)」を営んでいましたが、いまの店主の代になって、炒飯を提供するようになりました。
なぜ、角打ちで炒飯なのでしょうか。
そこには深い理由はなく、ただただ店主の趣味で取り入れただけなのです。
店主は炒飯マニアと言われるほどで、有名店を食べ歩き、2年以上を掛けて、独学でオリジナルの炒飯を創り出したのです。
これをお客さまに食べてもらいたいという思いから、角打ちのメニューとして出したのです。
飲み屋さんで炒飯、という奇抜とも言えるメニューは、不思議と大ウケし、瞬く間に人気店となっていきました。
酒のアテとしても成立する味なのかもしれませんが、それ以前に、とにかく美味しいということなのです。
お店のある地域はオフィス街で、会社帰りの一杯を楽しむ場所でしたが、そこに美味しい炒飯が登場し、両方を求めるサラリーマンが押し寄せるようになったのです。
その結果、炒飯をアテに酒を飲む人が出てきたのです。
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