「飲酒運転」をやめないキャバクラ勤務の妻。夫からの依頼で探偵が店内調査をした結果…

The man who came to the Hostess bar
 

ちなみに、こういったキャバクラに入るときは、絶対に職業を聞かれる。その時はなんと答えているか?探偵によって様々だが、僕の場合はいつも「先輩とセキュリティの会社を経営しています。」と言っている。セキュリティ、例えば防犯カメラのことなら探偵なので詳しいし、女性の方はその分野にはあまり興味が無いので深く聞いてこない。そして、深く突っ込まれそうになったら「その部分は先輩に任せているからわからない」と逃げることもできる。

先日、別の案件で部下が「バーテンダーです」とかっこつけたら、「えー!どこのバー!?今度行きたい!」「マティーニってどうやって作るの?」という反をされ、完全に失敗していた(笑)。場所があるものと、深く知らない分野はやめておいたほうがいい(笑)。

我々は店を出て、奥さんの車が監視できる場所で張り込みを行う。数時間後、完全に酔っぱらった状態の奥さんが現れ、車に乗り、発進した。一部始終を撮影する。そして、警察に家に来るように電話。

奥さんが家に着いたところで警察が到着し、質問を投げかける。奥さんは、「家で飲んで、今乗ってただけ」と供述。数十分会話をし、警察は離れていく。

今回の目的は、これによる逮捕ではなく、辞めさせるための作戦。なので、ここで気持ちが変わらなければ、我々が撮った証拠を警察に届ける、という形だ。

しかし、それから数日し、依頼者さんから連絡があった。

「よく考えたら、ここまでしないと危険性がわからない人と、今後一緒に生活していくことは難しいように思う。離婚します」

離婚理由が、飲酒運転…。僕はあまり聞かないケースだが、依頼者さんは、心に決めたようだった。

以上、こんな変わった調査でした!

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平成3年生まれ。探偵歴10年。愛知県出身。好きな調査シーンは張り込み。19歳から探偵の修行を始め、他の職業をやることなく社会に出て現在までずっと探偵。中高生の頃から中南米地域に興味があった為、好きな探偵と中南米を合わせよう!ということで23歳のときに中南米で探偵をする為グアテマラ入りをする。グアテマラにて活動後、事業の基盤作りの為帰国。まずはアジアからということで現在はバンコクやマニラなどでの調査を経験しながら、国際探偵への道を走っている。多くの男女トラブルや企業内外の調査を受けている。

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