「ナチスの殺害者数はデタラメ」と主張。ドイツで出会った“極右”日本人の話
Adolf Hitler, giving Nazi salute. To Hitler's right is Rudolph Hess. 1939.
十人十色という言葉の通り、性格や考えは人によって異なります。しかし、あまりに極端な主張をしてくる人に対しては、疑問を感じることもあるでしょう。今回のメルマガ『Taku Yamaneのイェーデン・ターク』では、著者で長くドイツに暮らすTaku Yamaneさんが、ドイツのホステルで出会った「極右日本人」の話を紹介しています。
フランクフルトのホステルはやばい
いつもご愛読ありがとうございます。
先週末はフランクフルトに行って来て、ユースホステルに泊まりました。実はフランクフルトの宿に泊まったのはこれが初めてだったのですが、結構やばい奴に遭遇したので報告します。
極右日本人
4人部屋に泊まったのですが、なんと日本人男性と相部屋になりました。40歳半ばくらいですかね。動画を見ていたのですが政治討論番組みたいなもので「ああこれやばい奴かもしれん…」と自分のセンサーが働きました。
早速話しかけられて、簡単な自分の現状を話すしていると、「やっぱり日本と比べて暮らしにくいでしょう」と来ました。
これで自分の予想が半分くらい当たりました。「いえ、僕はドイツの方が好きですけどね」と返します。
で、また少し話すと「あなたみたいなエリートがこんな所で若者と一緒に泊まるの嫌でしょう」と来ました。「別に全然そんなことないです」と言います。当たり前ですよね。自分で選んだんですから。嫌だったら普通のホテル取るでしょ。
これで自分の予想が80%くらいあたります。
相手がどう考えているか決めつける人間、しかもネガティブな方向に決めつける人間、まともな神経をしている訳ありません。
で、何の仕事をしているかというと歴史ノンフィクション作家だそうです。なんともナチスドイツにかけられた濡れ衣を晴らしたいらしいです。簡単に言うと、残っているナチスドイツの殺害者数などなど、でたらめばかりだそうです。
残念ながら、ナチスドイツの罪っていうのは殺害者数ではないんですよ。そんな殺害数を訂正した所でナチスドイツの評価は変わらない。
結局この人の思想の元は、日本の太平洋戦争に対する罪を晴らしたいという思いの延長なんですよね。日本に関する情報もでたらめばかりだそうです。
ま、実際の話は僕もよく知らないんですが、こういう類の人って顔が似てるような気がするんですよね。目と顔が妙にギラギラしていて、瞳孔が開いている感じ。体は人を表すと言いますが、まさにって感じでしたね。
この記事の著者・Taku Yamaneさんのメルマガ
初月無料で読む
image by:Everett Collection/ Shutterstock.com
Taku YamaneTaku Yamaneのイェーデン・ターク右翼極右
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MAG2 NEWSの最新情報をお届け