「まだプリゴジンは生きている」死亡説を覆す証言と“これだけの証拠”

Russia,,Moscow,,August,25,,2023,-,Memorial,To,The,Deceased
 

搭乗していた飛行機が謎の墜落を遂げ、当局のDNA鑑定で死亡が確認された民間軍事会社ワグネル代表のプリゴジン氏。しかしこの情報を巡っては、「大いなる疑問」を差し挟む余地もあるようです。今回のメルマガ『浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』では国際政治経済学者の浜田和幸さんが、プリゴジン死亡説を覆すに値する「証拠」を列挙。さらにプリゴジン氏が描いているという今後のシナリオを紹介しています。

「プリゴジンは生きている」。ロシアのスパイ養成専門家が明かす真実

ぶっちゃけ、ロシアで起きていることは額面通りに受け取るのは危険なことと思えてなりません。

世界を騒がせたプリゴジン氏の飛行機墜落による事故死も、その最たるものでしょう。

8月23日、モスクワからサンクトペテルブルクに向かっていた自家用ジェット機が墜落し、乗っていた乗客、乗務員計10人全員が死亡したと報じられたものです。

とはいえ、謎だらけの墜落でした。

遺体は損傷が激しく、DNA鑑定によって、からくもプリゴジン氏であることが確認されたとのことでしたが、誰も遺体と対面していません。

出身地のサンクトペテルブルクに建立されたお墓には「エフゲニー・ビクトロビッチ・プリゴジン 1961年-2023年」と木製の十字架に刻まれています。

しかし、遺体がそのお墓に埋葬されたかどうかは誰も確認できていないのです。

この墓地には厳しいチェックを受けて身元が確認された親族が10人ほど、姿を見せましたが、故人の妻らしく振舞っていた女性についても、本当にプリゴジン氏の未亡人なのか、確認する術がありませんでした。

実は、プリゴジン氏には複数の影武者が存在しており、各々に妻の影武者も配置されていたことが知られています。

今回のお墓参りに姿を見せた未亡人らしき女性についても、プリゴジン氏の影武者に付き添っていた偽の夫人ではないかとの指摘が相次いでいる有様です。

以前にもプリゴジン氏の妻の役を演じていたのはボディガードの妻だったことが名前と共に判明しています。

モスクワ国際関係研究所のソロベイ教授は、ロシアにおけるスパイ養成の専門家ですが、彼によれば、「本物のプリゴジンは生きている。彼の腹心の部下たちは殺されたが、プリゴジン本人は難を逃れており、復讐の機会をうかがっているはずだ」とのこと。

なぜなら、今回の墜落事件が起きる数日前、プリゴジン氏はアフリカにいたことが確認されています。

しかも、その時、プリゴジン氏は自ら「俺が生きているのか、死んだのか、疑心暗鬼に囚われているかも知れないが、俺は簡単に死ぬことはない」と語っていました。

先のソロベイ教授曰く「彼はアフリカでの鉱山採掘権を元手に多額のビットコインを自分のものにし、ワグネル潰しに動いた国防部の幹部らを葬り去る仕掛けを準備しているに違いない」。

「恐らく、年内は姿をくらませ、来年の大統領選挙の前には突然、復活し、プーチン大統領を追い落とす秘策を巡らしている」というのです。

ぶっちゃけ、にわかには信じがたいストーリーですが、我々の常識を超えたことがしばしば起きてきたのがロシアであれば、無下に否定することもできません。

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