ネットがだめならアナログでやればいいじゃない。小売店が選択すべき必勝法とは

 

2.ネットを使わずに売上を伸ばす

いえ、決して画期的な方法ではありません。結論から言えば、今までお店で行ってきたことを、もう少し丁寧に繰り返すだけのことです。

このメルマガが始まったころ、「顧客リストは宝の山」という話をしたことがあります。もう16年も前のことです。覚えていますか。

小売業にとって、顧客リストは宝の山です。スポーツショップにとっても同じです。それは、16年経った今でも、変わりはありません。その顧客リストを使えば、ネット以上の威力があるのです。

例えば、会員制度を運用しているお店だとします。登録会員は何万人にも及ぶことでしょう。そして、そのリストはパソコンに入力してあり、データベースとして使えるようになっているはずです。

そのデータベースからは、少なくとも会員の氏名、住所、年齢、実施スポーツは分かるでしょう。やっているスポーツごとにグループ分けをして、お店からの手紙が出せるようにしておきます。

例えば、「秋の野球祭り」といったイベントを企画したとしましょう。昔ながらの「手紙」をお客様に送って、イベントの案内をします。送る先は、野球グループのお客様です。グループ全員に送るのは効率が悪いので、送り先を絞ります。例えば、お店の近くに住んでいる、12歳から18歳のお客様といったように。

手紙の内容が大切ですので、一生懸命考えてください。手紙には、イベント対象商品を写真付きで知らせておきます。そして、対象商品を買ったお客様への特典が大事です。例えば、次のようなモノが貰えればどうでしょう。

・店舗オリジナルランドリーバッグ
・オリジナルTシャツ
・練習ノート
・1,000円のクーポン券

いずれにしても、お客様が満足をする特典を考えます。これは、どのお店も昔から行っている方法です。ネットを活用していないのなら、改めてアナログの力を借りましょう。ネット時代だからこそ、かえって効果的かもしれません。

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