今はテレビ局の広告収入もネット広告などに取られて、かなり苦しいらしい。
そこで、MCのギャラや、社員の年収を減らせばいいのに、とくに報道番組、報道ワイド番組の取材費を削っているようだ。
つまり、MCの年収1億円(もっとの人もいるだろう)、社員の年収1500万円のために、たとえば、警察情報を裏付けも取らないで垂れ流す。
これでは冤罪の温床だが、マスコミのほうは逆に警察に嫌われるのが嫌で、警察がちゃんと働いているように見せる刑事ドラマを乱造し、警察批判は一切しない。そして、木原という政治家の捜査介入など、警察が嫌がる案件は報じない。
コロナ禍のように、政府のスポークスマンに成り下がって、それに都合のいいコメンテーターしか出さないこともある。
実際は、高齢者向けの番組を作れば視聴率もとれるし、健康食品など利益率の高い商品がスポンサーになってくれるが、自分たちが性接待を受けられなくなるから、これも作れない。
どの面を下げてマスコミと言えるのだろうか?
少なくとも、日大問題で、マスコミの取材のやり方はよくわかった。
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