「安倍暗殺劇」に拍手喝采する中国人民の“歪んだ怒り”。その矛先は近いうちに習近平へと向かう

 

自分以外の人間の不幸を願うという国民性

中国には「幸災楽禍」(人の不幸を楽しむ、他人の不幸を願う)ということわざがあります。数千年にわたり戦乱を繰り返し、中華人民共和国になってからも、文化大革命という密告や粛清の時代を経てきた中国人は、きわめて利己的かつ人間不信の民族で、自分以外の人間については、基本的に不幸を願うことが特性になってしまっています。

日本でも「人の不幸は蜜の味」とは言いますが、それでも日本では、人前であからさまに人の不幸を喜ぶようなことは、礼にもとる、きわめて下品なこととされています。そのような人物が周りにいたら、軽蔑され、敬遠されることは間違いありません。

日本では死んだ者はみな仏になるとして、どんなに憎む相手でも、必要以上に相手の名誉を汚さないことが当たり前になっています。

日露戦争時、戦って亡くなったロシア兵を弔い、墓を建立しました。中国にある旅順ソ連軍烈士陵園や金州南山ソ連軍烈士陵園などは、もともとは日露戦争後に日本がつくったものです。また、日本国内にも、捕虜になり日本国内で亡くなったロシア兵の墓がいくつも作られています。

また、日本の敗戦が濃厚になってきた1945年4月12日、敵国アメリカのルーズベルト大統領が死去しましたが、このとき日本の鈴木貫太郎首相は、

アメリカ側が今日、優勢であることについては、ルーズベルト大統領の指導力が非常に有効であって、それが原因であることを認めなければならない。であるから私は、ルーズベルト大統領の逝去がアメリカ国民にとって、非常なる損失であることがよく理解できる。ここに私の深甚なる弔意をアメリカ国民に表明する次第である。

と述べ、弔意を示しました。

鈴木貫太郎~終戦を託された宰相の逸話・名言

一方、ドイツのヒトラーはルーズベルトを「第二次世界大戦の先導者であり、ソビエトを強固にした愚かな大統領として歴史に残るだろう」と批判し、嘲りました。ドイツの文豪トーマス・マンは彼我のあまりの違いに「日本には騎士道がいまなお存在し、人間としての品性と偉大な者への畏敬の念が存在する。そこが日本とドイツの大きな違いだ」と嘆いています。

習近平はヒトラーになぞらえられることもよくありますが、中国人もヒトラーの品性と大差ないということなのかもしれません。

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