Google日本元社長が看破。ジャニーズ事務所に「茶番会見」を開かせた“真犯人”

 

プチ炎上したX(旧ツイッター)へのポスト

「ジャーナリスト」や「ジャーナリズム」という言葉は、日本では既に死語になった感もありますが、まずは、本件に関して「真のジャーナリズム」や「ジャーナリストのあるべき姿」について思う所をX(旧ツイッター)上で発信したのですが、それがプチ炎上したので、その報告をしておきます。

10月2日にジャニーズ事務所が主催する2度目の記者会見が行なわれましたが、一部の記者が、あらかじめ主催者側が定めたルールに従わずに前列で騒いだということで、会見直後からXが荒れていました。

主催者側が定めたルールとは、「質問者は司会者が指名」、「指名された人だけが質問できる」、「一社一問」、「更問い(再質問)禁止」、「制限時間2時間」というようなものでした。

まずは、自らが「鬼畜の所業」とも認めるこれだけの大事件を引き起こした主催者側が、こうした一方的なルールを設定したことに大きな違和感を覚えました。集まった記者達は、会見直前に通知されたこのルールに徹底抗議して撤回させるか、ボイコットすべきだったと思います。

結局、なかなか指名されない一部の記者たちが騒ぎ出し、主催者や周囲からたしなめられた、という状況だったのですが、会見が荒れたことで真っ先に責められるべきは、一方的なルールを勝手に設定した主催者側の方でしょう。ところが、壇上の井ノ原快彦氏の「ルールを守りましょう。子供たちも見ています」という発言に拍手すら起きたことは驚くべきことです。彼が口にした「ルール」とは、主催者側が勝手に決めたルールに過ぎず、記者達がそのルールに従う道理はどこにもありません。

そこで、私はXに以下のようにポストしました(「ツイート」を「ポスト」と言い換えるのは未だに慣れません・笑)。

批判を承知で敢えて挑発的に言うが、そもそもジャーナリストに「ルール」や「行儀」など関係ない。人々が知るべき真実を探り当てほじくり返して人々に伝えるのが彼らの役目だ。命懸けでそれをやる使命感があるから戦場にも行けば権力にも媚びない。それが真のジャーナリストだ。

そしてこのポストを引用してさらに次のように言いました。

首相会見にしろ官房長官会見にしろジャニーズ会見にしろ、主催者側が一方的に決めた「ルール」に従順に礼儀正しく従っているような連中は、少なくとも「ジャーナリスト」ではない。大手メディア企業に勤めるただのサラリーマンだ。

10月11日現在で、一つ目のポストは7,042の「いいね」、3,465の「リポスト」、185.8万のインプレッション、二つ目のポストは、5,135の「いいね」、2,243の「リポスト」、30.3万のインプレッション、という反応だったのですが、一つ目のポストには753のリプがあり、その大半がいわゆる「クソリプ」でした。

特に一つ目のポストに対する反応で面白かったのは、私自身を「ジャーナリスト」あるいは「マスメディアの人間」と勘違いして攻撃してくるクソリプが一番多かったことです(笑)。Xという言論空間には、発信者の身元すら確認せずに条件反射する人が如何に多いかということがよくわかります。

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