これ以上の悪あがきは止め観念すべきジャニーズ事務所
ジャニーズ問題は、ジャニー喜多川という稀代の変質者が引き起こした前代未聞の犯罪であり醜聞ですが、人間社会の深い闇や、行き過ぎた社会の歪みを浮き彫りにした問題でもあります。私は、この問題の波紋は、広まるところまで徹底的に広まって、日本社会のあちこちに溜まった膿を出し切るきっかけになればよいと思っています。氷山の一角というか、程度の違いこそあれ、似たような問題はいくらでもあるでしょう。
旧ジャニーズ事務所は、これ以上の悪あがきは止めて観念した方がよいと思います。ジャニーもメリーもいなくなり、遂に「悪の帝国」は崩壊したのです。この先、喜多川家とその取り巻きの人たちに求められることは、新会社を起こしてビジネスに関わり続けるようなことではなく、先代のしでかしたことの後始末だけです。
藤島ジュリー景子氏には、その後始末をタレントや弁護士に押し付けて逃げ回るのではなく、喜多川家の私財をすべて投げ出す覚悟で、自ら率先して被害者への謝罪と救済、および業界の健全化に、それこそ出家でもして専念することを強くお勧めしたいと思います。
※本記事は有料メルマガ『『グーグル日本法人元社長 辻野晃一郎のアタマの中』~時代の本質を知る力を身につけよう~』2023年10月13日号の一部抜粋です。興味をお持ちの方はこの機会にご登録ください。
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