Google日本元社長が看破。ジャニーズ事務所に「茶番会見」を開かせた“真犯人”

 

これ以上の悪あがきは止め観念すべきジャニーズ事務所

ジャニーズ問題は、ジャニー喜多川という稀代の変質者が引き起こした前代未聞の犯罪であり醜聞ですが、人間社会の深い闇や、行き過ぎた社会の歪みを浮き彫りにした問題でもあります。私は、この問題の波紋は、広まるところまで徹底的に広まって、日本社会のあちこちに溜まった膿を出し切るきっかけになればよいと思っています。氷山の一角というか、程度の違いこそあれ、似たような問題はいくらでもあるでしょう。

旧ジャニーズ事務所は、これ以上の悪あがきは止めて観念した方がよいと思います。ジャニーもメリーもいなくなり、遂に「悪の帝国」は崩壊したのです。この先、喜多川家とその取り巻きの人たちに求められることは、新会社を起こしてビジネスに関わり続けるようなことではなく、先代のしでかしたことの後始末だけです。

藤島ジュリー景子氏には、その後始末をタレントや弁護士に押し付けて逃げ回るのではなく、喜多川家の私財をすべて投げ出す覚悟で、自ら率先して被害者への謝罪と救済、および業界の健全化に、それこそ出家でもして専念することを強くお勧めしたいと思います。

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辻野 晃一郎(つじの・こういちろう):福岡県生まれ新潟県育ち。84年に慶応義塾大学大学院工学研究科を修了しソニーに入社。88年にカリフォルニア工科大学大学院電気工学科を修了。VAIO、デジタルTV、ホームビデオ、パーソナルオーディオ等の事業責任者やカンパニープレジデントを歴任した後、2006年3月にソニーを退社。翌年、グーグルに入社し、グーグル日本法人代表取締役社長を務める。2010年4月にグーグルを退社しアレックス株式会社を創業。現在、同社代表取締役社長。また、2022年6月よりSMBC日興証券社外取締役。

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