セクハラも宗教も説明せず。議長は辞めても辞職せぬ細田博之という老害●●メガネの大罪

km20231018
 

旧統一教会との不適切な関係やセクハラ疑惑などが浮上するも、これまで一度として記者たちからの質問にまともな答えを返してこなかった細田博之衆院議長。そんな自民党の重鎮が13日にようやく開いた記者会見ですが、その内容は到底国民が納得できるものではありませんでした。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、ラジオ番組に寄せられた細田氏を批判するリスナーの声を紹介するとともに、13日の会見を「ジャニーズ事務所の記者会見よりも遥かに悪質」と一刀両断。さらに国民に対しては、自民党が有権者を騙すために進めている「減税詐欺」への注意を喚起しています。

どっちにしても●●。増税と老害のダブル●●メガネに騙される国民

政権与党の閣僚、ことに歴代の自民党政権の首相は、国会で野党から追及されると、ついつい意味不明な答弁をしてしまいがちですが、突出して多かったのが安倍晋三首相(当時)でした。彼のトンチンカンな発言は枚挙に暇がありませんでしたが、特に統一教会の壺…じゃなくて、あたしの笑いのツボだったのが、多くの人の記憶に新しいと思いますが、2020年1月28日の衆院予算委員会での答弁でした。

今も疑惑はウヤムヤになったままですが、安倍事務所が地元の有権者に「桜を見る会」の参加者募集の案内が郵送していた問題について、日本共産党の宮本徹議員から「募集していることはいつから知っていたのか」と質問された安倍首相は、次のように答弁したのです。

「私は(参加者を)幅広く募っているという認識だった。募集しているという認識ではなかった」

これを受けて、ツイッターではアッと言う間に「#募ってはいるが募集はしていない」というハッシュタグがトレンド1位となり、「●●はしているが●●はしていない」という大喜利大会が始まってしまったのです。サスガは、年末に「今年一年を漢字一字で表わすと?」と記者から聞かれ、「責任!」と漢字二字で答えた安倍首相だけのことはあります。

で、どうしてこんな3年以上も前の懐かしい話を持ち出したのかと言うと、今回、この「募ってはいるが募集はしていない」という斬新な安倍ギャグをホーフツとさせるニュータイプが、アムロ・レイやシャア・アズナブルの如く、ジャジャーンと登場してしまったからです。それは、次のギャグです。

「議長は辞めるが議員は辞めない」

そう、体調不良を理由に衆院議長の辞任を発表したのに、その舌の根も乾かないうちに、元気マンマンなので衆院議員は続けると宣言した自民党の細田博之衆院議長(79)です。自民党の萩生田光一政調会長と並び、長年にわたって安倍首相と統一教会との伝書鳩(連絡係)をつとめて来た上に、深夜に女性記者を呼び出すなどのセクハラ疑惑も満載なのに、いっさい説明責任を果たさず、これまで逃げ続けて来た姑息な人物です。

そして、満を持して行なわれた10月13日(金)の記者会見は、参加者は記者クラブ加盟の1社1人のみ、時間は30分と限定されるなど、様々な制約が設けられました。実際は50分ほどに延長されましたが、「NGリスト」で特定の記者の質問を排除したジャニーズ事務所の記者会見よりも遥かに悪質で、まさに「13日の金曜日」となってしまったのです。

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