なぜ、小泉八雲の研究家は「がん」という大病で人生が変わったのか?

 

(──どんな治療を受けたのですか。)

(池田) 
都内の大病院で胃を内視鏡で切除する手術を受けました。ステージ2ということで全摘まではいきませんでしたが、胃の3分の2を切除しました。

どうやら同時に周りの迷走神経も切られてしまったようで、栄養が体に十分吸収されない体になってしまいました。

手術前に66キロあった体重はみるみる落ちていき、いまでは50キロになってしまいました。

(──短期間で体重がそんなに……。)

(池田) 
それでセカンドオピニオンの先生が必要だということで、娘の勧めもあり、鎌倉の自宅に比較的近い川崎の「ゆいクリニック」の由井郁子先生にお世話になることになりました。

由井先生は西洋医学だけでなく、漢方や栄養療法など様々な代替療法を組み合わせた治療を行っている女医さんです。私は由井先生との出逢いで、それまでの医療や人間の生命に対する考え方が徐々に変わったんです。

(──具体的にはどのように変わっていきましたか。)

(池田) 
例えば、胃がんなら胃そのものに問題があると普通は考えますが、由井先生は原因はそれだけじゃないと言うんですね。これまでの私の生活習慣やストレスの蓄積が胃に負担を掛けてがんになった。つまり日々の生活態度、「心の問題」が大きいというのです。

だから、診察でも生活習慣や生い立ちなどを詳しく見ていく必要があるというわけですね。

(──心の問題が病気に関わっている。とても興味深いお話です。)

(池田) 
実際、生活習慣を振り返ると……

(『致知出版社の「人間力メルマガ」』2023年10月20日号より一部抜粋)

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