杉田水脈氏の問題発言語録!
ここで、杉田水脈氏のこれまでの主だった特異な言行をカンタンに振り返って見ておきましょう。
とにかく意表を突いているので衝撃的です。
- 2014年「男女平等は絶対に実現しえない。反道徳の妄想です」(男女共同参画社会基本法について衆院本会議にて)
- 2014年「わたしは、女性差別というのは存在しないと思う」(女性差別撤廃条約について衆院内閣委員会にて)
- 2016年「チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレまで登場。完全に品格に問題があります」(ブログにて)
- 2018年「(同性カップルは)彼ら彼女らは、子供をつくらない。つまり生産性がない」(月刊誌「新潮45」8月号にて)
- 2020年「(性犯罪を巡って)女性はいくらでもウソをつける」(性暴力被害者の相談事業を巡る自民党会合にて)
人権も何もかも、へったくれもないような発言が目立ちますが、ホントにこれでも政治家なのでしょうか。
杉田氏をあくまでも比例上位の名簿に登載する──この自民党の人権感覚が大いに疑われるのは間違いないところでしょう。
なぜ、こうした発言を繰り返しているのでしょう。
ひとついえるのは、何たって目立つからでしょう。
つまり、確信犯というやつなのです。
世間的にはバッシングを受けても、「私は差別は絶対あってはならないと思う」と一方で宣しているのですから、X(旧ツイッター)のフォロワー数が35万人以上にものぼる杉田氏の発言を擁護する声もまたファンの間で巻き起こるからなのです。
今や、SNSの政治家ランキングでフォロワー数ベスト17位以内に入る常連なのが杉田氏です。
ネット右翼のファンたちが、杉田氏のトンデモ発言の真意を読み解いてくれ、杉田氏への熱い声援が送られるのです。
岸田首相は、国連総会での演説で「人間の尊重」「目指すべきは人間の尊厳が守られる世界」と訴えながらも、同じ党内には、杉田氏のような発言を平気で垂れ流す議員がまだまだ散見されます。
杉田氏がたとえ、次回の選挙で自民党から公認されない事態が起きたとして政界から消えたとしても、きっとまたネット右翼を喜ばせようと、特異的に目立つ発言をする議員が次に生まれてくることなのでしょう。
こんな問題で多様な議員がいるなどと、「多様性」を誇っている場合ではないのです。
自民党は、世襲、反日(旧統一教会)、売国(米国の言いなり)の政権であるだけでなく、特異な発言も平気で行う議員を囲っている政党であることを忘れてはいけないでしょう。
議員としての品格をもって、政治に臨んでいただきたいのです。
では、今回はここまでといたします。
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