なぜ、経営者は中小企業診断士試験を受けたほうがいいのか?

 

2.中小企業診断士試験の科目

「企業経営理論」は、全体の中心的な科目です。経営戦略、マーケティング、組織論が主要内容となっています。

AWOT、PDCA、4P戦略、5フォース、PM理論など、お馴染みのテーマでいっぱいです。

「経済学」は、大学で勉強するような内容になっています。

経済の動きを知るには、必要な知識です。

マクロ経済、ミクロ経済の勉強が中心になります。

「生産管理」では、製品の生産計画、品質管理など、生産に必要な内容が学べます。

製造業に携わる人には基礎的な知識ですが、そうでない方には結構難しい内容です。

「販売管理」は、店舗施設や商品仕入、販売、それに物流管理などを学びます。

流通に関わる人には、難しくありません。

「経営法務」は、会社法と知的財産権が中心です。法律は細かい規定がありますが、知っておいて損はありません。

「財務・会計」では、財務諸表をもとに経営分析をし、管理会計の方法も学びます。

投資計算や企業価値といった、高度な内容もテーマです。

経営者は、避けて通れません。

「経営情報システム」は、データベース、ネットワーク、セキュリティなど、ITの基本を学びます。

ソフトウエアの開発法、経過情報管理もテーマです。

IT企業に勤める人には簡単ですが、縁のない人には苦しい勉強になるでしょう。

最後に「中小企業政策」です。

中小企業白書の内容や、補助金などの中小企業政策を学びます。

これも、知っておいて損はありません。

こうしてみると、経営者として学ばなければならないことが、いかに多いかが分かるでしょう。

それでも、頑張って勉強をすれば、経営に必要な知識が身につきます。

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