パン屋さんの試行錯誤
著者はパン屋さんを経営するなかで、試行錯誤を繰り返しています。実店舗の売上が季節によって変動するので、オンラインストアは予約制にして、販売量を調整してパンの需要を一定にするようにしています。また、それでもパンが余ったときのために、余ったパンを加工してお菓子や喫茶で流用するようにしているという。
人を採用するようになったら、在庫や販売の管理があいまいで、在庫管理と発送をアウトソースすることにした結果、多くの社員が退職したこともあるという。社内ルールや組織のビジョンが共有されていなかったのです。
著者のパンを売るなかでの成長の過程がすごいと思いました。平田さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・世の中には、違和感を覚える・・パン屋は長時間労働・薄利多売・・飲食業においてロスが出る・・・質がいいものよりブランド名に惹かれる人(p13)
・私は常に父から「なぜそう思った?」「どうしてそう感じた?」と問われながら育ちました(p44)
・テレビの取材・・放送されたものは、打ち合わせ内容とはまったく違うものに仕上がっていました・・お店はすぐにパンクしてしまいました(p122)
image by: Shutterstock.com
ページ: 1 2