本物の富裕層は、すでに不動産投資から逃げ始めている
目立ち始めたのは、いつまでも栄華は続かない──とばかりに、すでに危険を察知した賢明な不動産投資家であり、資産縮小に乗り出す人が続々と出てきているという事実なのです。
これは、不動産だけではありません。
株式市場においても、危険を察知する人達が続出していることをご存じでしょうか。
世の中の「はしゃぎまくり」の喧噪に、冷静に背を向ける人たちの存在を忘れてはいけないのです。
新NISAの登場で、株や投信を買う人が増えていますが、日米の株高は、いったいいつまで続くのでしょうか。
はっきりいって、株高の根拠は薄弱です。
株を保有する人は、日本では8人に1人程度しかいないのです。不況なのに株高という不気味な状況です。
外国人が、円安でしこたま日本株で儲けようと期待し、買い漁っているにすぎないのが現状でしょう。
中国から引き揚げた資金も日本株に投じられていると言います。
そして、このところの日本の都心部の不動産価格の高騰も根拠は薄弱です。
少子高齢化の日本で、空き家だらけなのが日本なのです。
地方ではアパマンの空室率も上がる一方です。
そろそろ、これまで繁栄を謳歌できたサラリーマン投資家も、限界点に近いのではないでしょうか。
世界中のカネ余り相場で、浮かれている人が増えるほどに危機感を覚えざるをえない状況なのです。
これから借金を増やして、アパマンの規模拡大を狙い、キャッシュフローの増大を目指すのは危険極まりないことでしょう。
出口がなくなる可能性が高まってくるからです。









