サラリーマンが不動産投資に失敗するとどうなるか
すでに、サラリーマン不動産投資家で破綻する人も続々と現われています。
サラリーマンの不動産投資ブームに便乗して、詐欺まがいの商法も頻発し、その被害に遭うサラリーマンが少なくないからです。
不動産投資は、数千万円、数億円といった巨額の取引です。
騙された──と思った時には、救済される道はほとんどないという現実を知らなければなりません。
「世の中が浮かれすぎた時はピークを過ぎている」という教訓を忘れてはいけないのです。
すでに、不動産投資市場では、優良物件が枯渇気味となっています。そして収益利回りも下降傾向なのです。
そのため、優良物件に偽装してサラリーマンを騙す業者もあちこちで跋扈しています。
カタストロフ(破滅的大惨事)はいずれ間もなく、確実に到来することでしょう。
筆者も、かつて聞いたバブル崩壊の足音が、またぞろ、再び聞こえ始めてきた──と思えてならないわけなのです。
あの「暗黒の木曜日」といわれた1929年10月24日のウォール街の大暴落は、その後の3年近くで9割もの株価下落をもたらし、元の価格に戻るまでに25年もの歳月を要したのです。
目下のところ、生成AIブームもあって、日米の株式市場はまだまだホットな状態ですが、こうした多くの人が、ほとんど同じに見ている「共同幻想」の時こそ、必ずや相場が弾ける時は近いのです。
ましてや、日本の株式市場が大暴落すれば、不動産投資にも大打撃が及びます。
株価下落とともに、不動産物件価格の大暴落です。
元旦に起きた「能登半島地震」を見ると明らかなように、天変地異が起これば、不動産投資物件も吹っ飛びます。









