大谷翔平は“アメリカの罠”を克服するか?水原通訳の危険なテキストメッセージ…野球賭博の有無 最大焦点に

 

水原通訳のスマホに頻繁に届いてたテキストメッセージ

仮の話になりますが、水原元通訳が野球賭博を運営している胴元と親密となり、要求されるままに、「今のピッチャーはあと打者2人で交代みたいだ」とか「自分のボスには今日は盗塁のサインは出ない約束らしいよ」などという情報をリアルタイムで提供させられているとしたらこれは深刻です。

仮に情報の提供という一線を超えてはいないとしても、巨額の借金をカタに情報提供を迫られ、テキストメッセージなどでかなり危ない会話がされていたとしたら、潔白を証明するのは困難を極めると思います。

もちろん、試合中はベンチでスマホを使った交信などは不可能なので、観客席とのサインでのやり取りなどスパイもどきの行動になっていたかもしれません。リアルタイムの情報でなくても、仮に選手が負傷した場合の深刻度や、新しくメジャーに上がってきた選手の特徴など、ベンチの内部者しか知らない情報を胴元に流していたら、これも問題です。

一部の報道によれば、水原元通訳のスマホには不自然なぐらい頻繁にテキストメッセージが入っていたという証言もあります。その頻繁なメッセージが、借金返済の催促ならまだしも、内部情報の提供を強要するものであったら、これは本当に深刻です。

仮にそうした行為がされていたとしたら、ギャンブルの勝負はこれによって歪められ、瞬時に何百万ドル(数億円)のカネがオンライン上で動くことになるからです。

仮にそうした行為を強いられていたのであれば、これは本当に大変です。水原元通訳を永久追放にすれば済むというだけでなく、MLBとしてこれまで認めてきた合法オンライン野球賭博の、産業そのものの存立に関わる大事件ということになります。

そうなれば残念ながら、大谷翔平選手にも詳しい聞き取りなどがされるかもしれません。MLBとして神経質になっているのは、恐らくこのためです。

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