編集後記
こういう活動をしているので、取材をよく受けます。商店街の書店やコンビニでは並んでもいない教育関係専門誌さんからも意見を求められることもあり、その都度、雑誌をもらったり、その後、最新号を送り続けてくれる編集さんもいたりします。
ですので、そういう本の誌面はかなり読んでいます。
その上で思うのは、うーん、何か後退しているなということです。
そして、これまであった様々な取り組みも中止になったり、再編されているところもあります。
新たな取り組みが過去失敗と評価されたものに戻っていくような状態です。
麹町中の奇跡も今戻しているみたいだし。
また、高知県南国市のように、第三者委員会を開催しますと大々的にやって、そのまま放置し、4年近くたってもまだやらないという大問題もあります。神戸市18年いじめ隠ぺい事件もそうですが、これを問題と捉えるのであれば、責任問題はきちんと追求しないと、処分されないならこれでいいんだとなってしまいます。
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まあ、いじめや不登校は隠ぺいすると出世するの法則があるので、頑張って隠蔽して、こどもたちの命を削り、将来に不安を残させてわが身のみ出世して、「僕偉いんだ!」と言いたいのかもしれませんが、それから学ぶものって不正と隠蔽はバレても認めなければいいという反面教師と社会の理不尽さしかないと思います。
どこ向いて教育してるのか疑問しかありません。
そんなに予算があって偉い人が考えているなら、私が自らの知識と経験を全て注ぎ込むので、「いじめ探偵」を先ずは100人くらい増やしませんか?国が彼らの給与とか面倒見てくれるなら、もう言うことなしです。ただ不正隠ぺいもいじめ探偵は暴く上、一切忖度しないので、対応は大変かもしれませんね。
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