「蓮舫叩き」が早速スタート。利権どっぷり小池百合子都知事に「忖度」を続ける大マスコミの腰抜けぶり

 

ウソで塗り固めた野心の塊のような人から東京を解放することが重要

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Q:次の東京都知事選、辻野さんはどうなると思われますか?若い人たちに今回は本当に本当に選挙に行ってほしいです

A:今号の「気になったニュースから」では次回の東京都知事選について書きましたが、まさに関連の質問をいただいておりましたので、少し補足したいと思います。

本稿で書いたようなエジプト政府を巻き込んだ政治犯罪については横に置いておいたとしても、一都民として、小池都政をこれ以上続けることはあってはならないことだと思っています。

小池氏は、1期目の就任時には「都民が決める。都民と進める」をスローガンに掲げて「都民の、都民による、都民のための都政」を標榜しました。そして2期目の就任時には「東京の未来は、都民と決める」として「東京大改革2.0」などを掲げました。しかし、過去8年間の小池都政を振り返ってみて感じる事は、都民ファーストの都政ではなく、百合子ファーストの都政に終始した、ということだけです。

もともと女性初の総理大臣になることが目標の彼女にとっては、冷や飯を食わされた安倍政権時代の一時避難先として東京都知事を選択したに過ぎません。東京都に思い入れがあるわけでも、都政に関心があるわけでも、都民のことを思っているわけでもありません。やってきたことはすべて自分の為の政治的なパフォーマンスだったと断じて構わないと思います。

もともと反自民で都民の圧倒的な支持を得ておきながら、今では自公べったりで、やっていることは自民党の利権政治の東京版です。「伐採女帝」のあだ名も付きましたが、東京五輪利権や、神宮外苑、葛西臨海公園、日比谷公園、築地市場の再開発など、旧態依然としたゼネコン利権などとべったりであることは明白です。憩いの場が無くなり、歴史的価値のある建造物が壊されてしまうことに反対する都民の声などにはまったく聞く耳を持っていません。神宮外苑の再開発では、亡くなった坂本龍一さんの最期の魂の訴えを軽くあしらったことも記憶に新しいと思います。

まずはこの嘘で塗り固めた野心の塊のような人から東京都を解放することが重要で、その為には強力な対抗馬が必要でしたが、蓮舫氏はまさに最適だと思います。もちろん、激しい選挙戦になるでしょうし、蓮舫氏が当選するかどうかはわかりません。また当選した後、蓮舫氏がどのような都政を行うのかについても未知数です。しかしそれでも、小池都政はこれで終わりにすることが東京都の為であり、日本の為であると確信しています。

※本記事は有料メルマガ『『グーグル日本法人元社長 辻野晃一郎のアタマの中』~時代の本質を知る力を身につけよう~ 』2024年5月31日号の一部抜粋です。つづきに興味をお持ちの方はこの機会にぜにご登録の上、5月分のバックナンバーをお求め下さい。

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辻野 晃一郎(つじの・こういちろう):福岡県生まれ新潟県育ち。84年に慶応義塾大学大学院工学研究科を修了しソニーに入社。88年にカリフォルニア工科大学大学院電気工学科を修了。VAIO、デジタルTV、ホームビデオ、パーソナルオーディオ等の事業責任者やカンパニープレジデントを歴任した後、2006年3月にソニーを退社。翌年、グーグルに入社し、グーグル日本法人代表取締役社長を務める。2010年4月にグーグルを退社しアレックス株式会社を創業。現在、同社代表取締役社長。また、2022年6月よりSMBC日興証券社外取締役。

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