自民選挙戦略の集大成。無党派層の30%が小池氏を選び38%が石丸氏に投票するという有権者の「知能劣化」

 

なぜ大差で落選したか分かっていない蓮舫氏

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こんばんは。

「きっこのメルマガ」、毎回楽しみにして読んでいます。きっこさんの博学にはいつも驚かされます。

さて、今回の都知事選の結果分析については、やや私とは違っているので、一言だけ言わせていただきます。簡単に言うと、今や「知名度」だけで勝てる時代ではなくなったということです。2位で、小池を脅した石丸候補は、誰もその実績や素性を知らないままに、運動中(それ以前からの岸田の地元広島で)のちょっと耳にしたことに過大な期待をし、何のしがらみもない候補者と思ったのでしょう。これこそ戦略です。バカな有権者は、小池よりましか、と思って石丸に入れただけです。何か変化を求めて。

現に、今ではSNSなどで石丸は「ボロクソ」に言われている始末。化けの皮が剥がれた、とはこのことでしょう。

つまり、有権者に(1)ムードと言うものがあって、実態を何も知らずに期待を込めた投票をすること。(2)本来はマスコミが書くべき大企業とズブズブの中で、小池の「よきに計らえ」と連中の言われる通りにやってきた、小池の実態を都民は知り得なかったマスコミ全般の堕落がより顕著だったこと。ズブズブの一族は、小池に投票するに決まっている。そういう悪材料を指摘しない狂ったマスコミ。さらにもっと言えば、(3)愚かな有権者の愚かな投票に尽きる、ということです。きっこさんには「書けない言葉」でしょうが、これが事実。

東京は特段に富裕層が多く、懐に温かいものを黙っていても入れてくれる小池に、有権者たちが「ノー」と言う筈がない。

そして、一番違和感を感じたのは、蓮舫さんの惨敗の理由は「政党色をぬぐい切れなかった」ことではありません。彼女は参議院議員で、全国的に知名度は抜群です。でも可哀そうに、なぜ大差で落選したか分かっていないことです。

理由は明快。天下国家では、国会であれだけ頑張ったのにもかかわらず、かなしいかな、本人が東京での実績と接触が殆どなかったことです。小選挙区では、実際地元でどれだけの成果を上げたか、地元の声をどれだけ反映したか、選挙民は分かります。(それとお金ですね)蓮舫さんには両方ともなかった。これが惨敗の理由だと思いますが、間違っていますか?これだけ知名度の高い彼女がなぜ、惨敗したか。

アメリカでは、陪審員の評決が「有罪」であっても、裁判長が有罪判決を言い渡さない限り、大統領に立候補できるのです。そして、陪審員に犯罪者と有罪評決されても、国民の熱狂はやまないのです。本当に、人間って愚かなんですね。

それでは長文失礼しました。

今後のご健闘を祈念します。

横浜市 寺井 洋一

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