ホンダよりも厳しい?中国市場で販売台数が6年前から4分の1になった「外資メーカー」の名前

shutterstock_1074072386-2
 

前回の記事で、ホンダと中国の国有自動車メーカー東風汽車との合弁外車「東風ホンダ」の苦境について紹介した、日刊で中国の自動車業界情報を配信するメルマガ『CHINA CASE』。今回、そのホンダよりも厳しい販売台数となっている「外資」を紹介しています。トヨタ? VW? 一体どこなのでしょうか?

ホンダよりもっとヤバい外資

 

ホンダが中国の生産力3分の1を削減、ホンダの中国における苦境ぶりを明らかにする報道が出たが、中国にはもっとやばい外資が存在する。

数年前はトヨタ、ホンダをしのぐ、独VWに次ぐ外資メーカーの代表格だったGMだ。

新エネルギー車(NEV)が急速に普及する中国では、この分野にあまり強みのない外資はいずれも苦戦しているが、この米国メーカーほど厳しいところはない。

18年の年間販売200万台

合弁の上汽GMでは、ビュイック、シボレー、キャデラックの三つのブランドを展開している。

2018年は実に年間200万台を中国で販売する、強者だった。

それが2024年1~6月、上汽GMの販売台数は前年比50%減となる22.5万台にとどまった。

年間50万台前後のペースとなり、わずか6年前の全盛期の4分の1である。

さすがにここまでの急落は他の外資では例がない。

ビュイックも凋落

シボレーはすでに数年前から死に体であり、完全にビュイックを中心とするようになった上汽GM。

そのビュイックも、エクセル、エクセルGT、リーガル、ラクロス、エンビジョンと言ったそれを代表する車種も凋落が著しい。

なかなか販売台数ランキングで目にする機会も減ってきている。

唯一の頼みが中国高級ミニバンの代表格GL8だが、この分野はすでにBYD騰勢(DENZA)「D9」が不動の一位を築いていおり、やはり劣勢だ。

print
いま読まれてます

  • ホンダよりも厳しい?中国市場で販売台数が6年前から4分の1になった「外資メーカー」の名前
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け