萩生田光一が脅える衆院選「落選」後の人生。八王子民も創価学会も敵に回し無職必至の大ピンチ、大相撲パレードも裏目に

 

「萩生田だけは許せない」創価学会幹部が激怒

萩生田氏は、公明党が現職の擁立を決めていた29区についても、自民党都議を立てるべく動いていた形跡がある。公明党の石井啓一幹事長が「東京における自公の信頼関係は地に落ちた」と憤慨し、一時、自公連立は危機的状況に陥った。

20年以上にわたり創価学会の政治部門を取り仕切ってきた佐藤浩副会長の怒りの矛先は萩生田氏に向かった。以下は週刊新潮(23年6月8日号)の記事の一部である。

学会関係者が囁く。「佐藤さんは党幹部の中でも28区と29区で譲らない萩生田さんに対する怒りを露わにしていました。“あいつだけは勘弁ならねぇ”とぶちまけていたそうです」

萩生田氏の地元、八王子市は創価大学など関連施設が多く集まる学会の「聖地」だ。そんなことにおかまいなく、2022年7月の参院選の公示直前、萩生田氏は自民党公認候補、生稲晃子氏を連れて同市内にある統一教会の施設を訪れ、イベントに出席した。その事実が週刊誌に報じられ、学会員の反感を買った。

同施設では、礼拝を兼ねた日曜日のバーベキュー大会に萩生田氏がジャージ姿で駆けつけていた姿が目撃されている。

もともと選挙には強くないといわれる萩生田氏が、創価学会と統一教会に二股をかけて自分の選挙を有利に運ぼうと考えたわけだろうが、そのおかげで、今や統一教会の選挙応援を頼むわけにはいかず、学会票もあてにできない状況に追い込まれている。

八王子を地盤とする萩生田氏の前回衆院選の得票数は14万9000票ほどで、選挙区の学会票は4万4000票といわれている。公明党、創価学会との関係がよければ確実に計算できるこの膨大な組織票。それが逃げてしまえばどうなるかは、わかりきったことだ。

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