今日は空振りでも明日は当たる。芸能界は足で稼ぐ
ブレイクした(する直前の)タレントのルーツを探る取材は、週刊誌記者にとっては醍醐味のひとつと言い換えてもいいでしょう。
主な取材は幼少期や学生だったころの写真と、それに伴うエピソード発掘ですが、私が個人的に楽しみにしていたのは、そのタレントの元カレや元カノ探しでした。
学生時代の友人たちの話から辿り着くのがほとんどでしたが、元カレや元カノが有名芸能人になったのが嬉しいのか、自分から名乗り出る輩も、実は少なくないことを記憶しています。
また“自分がアイツを大人にした”みたいな言い方をする人もいましたが、そういう人はほとんどにおいて「ツーショット、持ってるけど、いくら出してくれる?」と値段交渉をしてきたから不思議です。
会いに行っても空振りだった回数は、“原石”を見つけた回数の何百、何千、何万倍だったりするのですが、“原石”を磨いて宝石になった彼女や彼等の輝きは、何物にも代えがたいほど眩いばかりです。
その充実感や達成感を求めて、スカウト担当の敏腕マネージャーは、おそらくこんな台風の日にも、アンテナを張り詰めて街中をさまよい歩いているのでしょうね…。
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プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao
image by:映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』公式サイト








