なぜ、デキる販売員は「スタンダードな商品」ほど大事にするのか?

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目立つ新商品よりもスタンダードな商品は長く売れ続けるものです。しかし、無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんは、それに安心することなく「スタンダードの質を上げる努力を販売員がすべきだ」として、その理由を解説しています。

スタンダードな商品の質を上げる努力は欠かせない

たとえばアパレルの世界だと、その時々の新作では少々デザイン性の強い(悪く言えば奇抜な)商品がお店に並ぶことがあります。

そういうデザインが売りのブランドも世の中にはたくさんありますが、いわゆる普通のアパレルショップでもデザインの強い商品はたくさんあるのです。

こうした商品はお客様の目を引きやすく、販売員側としてもいかにして売るかを考えなければならない商品でもあります。

もちろんその努力は大事なことなのですが、じゃあ実際にこういう商品を売れる人が長く販売員として活躍するかというと、意外とそうでもありません。

長く活躍する販売員ほど、目立つ商品よりもスタンダードな商品に強いことが多いのです。

これはどんな業界でもそうだと僕は感じているのですが、お客様の多くは結局のところスタンダードを求めてきます。

スタンダードが一番安心できるからスタンダードと呼ばれているわけで、大半のお客様はここに帰結するのです。

そうなってきた時に強い販売員というのは、スタンダードな商品の提案なのにやたらと魅力的に感じる提案をしてきます。

わかりやすく言うなら、ユニクロのようなシンプルなデザインのものをいかにしてカッコよく着こなせるかの提案が優れているというイメージです。

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