根回し、裏切り、何でもありの自民党総裁選ウラ事情
自民党参院議員、青山繁晴氏は8月23日、国会内で記者会見し、出馬表明をするとともに引き剥がしの実態を暴露した。
青山氏はかなり前から総裁選出馬を明言していたが、なぜかNHKや民放が挙げる総裁選の立候補予想リストに名前が入っていなかった。
過去、総裁に選出されたことがない参院議員だからなのか、メディアの偏見で除外されたのか、それはわからない。
青山氏は自民党国会議員の議員連盟「日本の尊厳と国益を護る会」の代表である。この議員連盟には100人のメンバーがおり、昨年11月に青山氏が総裁選への意欲を示すと、推薦人になりたいという議員がどんどん増え、一時は40人を超えるほどになった。
ところが、岸田首相が総裁選に出馬しないという意向を表明してからは急に風向きが変わり、一人減り二人減りして、最後に残ったのは和田政宗参院議員ただ一人になった。
青山氏はそれでもあきらめず、推薦人になると言っていた議員のもとを、多い日には一日15人も訪れて翻意を促した。ようやく20人確保のメドが立ち、あらためて出馬表明をしたわけだが、その裏で、推薦人の争奪戦が激しく繰り広げられていた。
「なんで推薦人から抜けたのか確認に行くと、誘いの電話あるいは訪問があって、そっちに(OKの)返事したと言うんです。告示の前日までこういうことは続くと思うが、実感としては、名前を書いていただいて12日の午前10時に届けを出すことができるだろうと思う」









