日本も無関係ではない。トランプの「守ってほしけりゃ金払え」を警戒せよ

 

在韓米軍兵士は4万人ほどですが、更なる増員や装備の拡充を進めています。

その状況を「待ってたぜ!俺に任せろ」とばかり、口先介入してきたのがトランプ氏です。

これまで金正恩氏とは「ラブレターを交換するほど親しい」と言いたい放題だったトランプ氏ですが、「北朝鮮は何をしでかすか分からない。危険な兆候がある。北は大量の核兵器を保有してるからな」と述べ、「アメリカが手助けしてやるから、カネを払えよ」と言い出しました。

しかも、その金額が半端ありません。

「在韓米軍の駐留維持費として年間100億ドルは最低限払ってもらう」。

実は、2週間前、韓国とアメリカは2026年の在韓米軍の駐留経費を11億3000万ドルと設定し、韓国政府が負担することで合意したばかりでした。

トランプ氏は何とその10倍ものカネを韓国に請求すると言うのです。

曰く「韓国は豊かになった。アメリカのお陰だ。韓国人は喜んでいる。その幸せを北朝鮮が潰しに来るかもしれない。だったら100億ドルくらいは安いもんさ」。

不動産王として経験を活かし、北朝鮮にもリゾート開発計画を売り込んでいるトランプ氏ですが、「取れるところから目いっぱい分捕る」というのがトランプ流なのでしょう。

要は、トランプ氏にとっては、敵も味方も関係ありません。

在日米軍の駐留経費についても、トランプ氏は少な過ぎる、日本はもっと払えると主張。

ぶっちゃけ、日米地位協定の見直しを画策している石破新首相にとっては手強い相手になるはずです。

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image by: Jonah Elkowitz / Shutterstock.com

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