被害保護者にSNS上で悪態をつく匿名の教職員アカウントも
そして、一連の対応を被害児童は、こう書いている。
いじめのアンケートや札幌市教育委員会のいじめのパブリックコメントにかいたけど、大人の対応や法律やルールを守っていないと思っている。
校長先生は小学4年生の頃からいた。担任の先生が(加害者の事で)困っていることや僕の性被害の事も知っていて相手のこともリーダーとして把握していたはずだと思う。知らなかったとか、担任の先生が報告が遅かったとかの言い訳は、僕たちの学校のリーダーとして、振り返りや準備や助け合うことができていないんじゃないかと思いました。
さらに、首絞め事件の対応を学校が疎かにしたことにより受けた影響を箇条書きで記している。本紙では、そのまま転載する。
- クラス全体が狂った
- 首を絞められたことを先生に相談したら、今度は僕たちの靴をかくされた(校長先生も懇談会でその話をしているビデオをみました)
- 悪いことが悪いって思わない人が増えた
- 正しいことを言う人が悪者になった(授業に参加したいのに、できなくなった)
- 担任の先生もいつの間にか被害者になった(病気になって休んだ)
- 校長先生は僕たち子供のことを考えていないことがわかった。Bをかばうことばかりしているから
- 原因だったBだけが転校して解放された、反省していないから今も笑顔でみんなに話しかけてくる
- 僕の給食にほこりをわざと入れる女子が出て、給食の時間が悲しい時間になった
- 辛くて学校を休んだら「ズル休み」と言われて、先生が「そう言われても仕方がない」といってたことが悲しかった
- 5年生の時は特に辛くて、たまに学校へ行ったら校長先生が余計なことをして余計辛いことがあった
- 僕の大事なパパに買ってもらった学校用のリュックを会話が出来ない先生に力一杯ひっぱられてすごく悲しかった
- 仕方がないってたくさん言われたことが悲しかった
- 小学校生活で普通に生活したかったのに、もうすぐ6年生が終わるのが寂しい
- 性加害者を思い出すから中学生が苦手だけど、自分も中学生になるのが複雑な気持ちだ
- 毎日薬を飲まないと眠れないけど、病院の先生は僕を普通っていうのが不思議だ
- 誰に何を相談したらいいのかわからないから言いにくい
学校のいじめ対応で求められることを、批判する教員や教育村の住人は相当数いるようだが、しっかりと対応しないことで、子どもたちに与える影響は、あまりに大きいのだ。実際に本件の被害保護者にSNS上で悪態をついて絡む卑怯にも匿名の教員垢といわれる教職員アカウントはある。
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