なぜ、全国展開の居酒屋チェーンは人件費を87%も圧縮できたのか?

 

■仕込みにいくらかかっているのか

月間で430万円かかっていました。年間だと5,160万円になります。

これが上記のように人件費率1.2倍になるなら、

月間:516万円(負担86万円)

年間:6,192万円(負担1,032万円)

これを何も考えずに動かない。それほど危険なことはないですよね。

今後もこのブランドの店舗数が増えるので、

・採用難

・人件費増

・店内仕込みの質のブレ

ここを見越して早めの行動に着手です。

■まず調べたことやったこと

上記の通りアイテム数は40種類。それの仕込み人件費が多い順に並び替え。

そして、

・製造を機械化できるか?

・機械化したものを冷凍できるか?

これでリスト化。

色んなメーカーさんに声をかけて頂き、最適なものを調べて頂きました。

■改善される金額

仕込みトータルで430万円。そのうち「約190万円」が機械化・冷凍か可能に。

それによって商品別での圧縮時間から、工場化による製造労務費を算出。

店内仕込:190万円

工場仕込:26万円

差額  :164万円

かなり圧縮される事がわかりました。これが圧縮率13.92%になる訳です。

仕込みトータルで見ると、

現状:430万円

今後:266万円(差額164万円)

こうなるのでこれは十分に投資すべき案件だ!となった訳です。

■ちゃんと美味しい?

ただ不安なのが美味しく無くなる問題。これは何度も何度も何度も繰り返し、美味しさの再現性を高められました。

既製品化では味わいに差別化ができないので、そこはオリジナルにしていく。ただ適切な機械・冷凍にしていく。

このプロセスはひたすらに改善の繰り返しですーーー(『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』2024年10月28日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

この記事の著者・堀部太一さんのメルマガ

初月無料で読む

image by: Shutterstock.com

堀部太一この著者の記事一覧

関西学院大学卒業後、新卒で船井総研に入社。当時史上最年少にてフード部のマネージャー職へ。その後事業承継と起業を行い、 京都にて外食・中食業態を複数経営しつつ、多くの企業をサポート。事業規模は年商2,000万~1兆円企業まで幅広いです。外食/フードデリバリーが専門領域なので、それについての情報を書いています。

有料メルマガ好評配信中

  初月無料お試し登録はこちらから  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ 』

【著者】 堀部太一 【月額】 ¥880/月(税込) 初月無料 【発行周期】

print
いま読まれてます

  • なぜ、全国展開の居酒屋チェーンは人件費を87%も圧縮できたのか?
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け