最後の切り札として残しておくべきだった戒厳令カード
これに先立ち、ユン大統領は3日午前11時、大統領府庁舎で韓国を公式訪問したサディル・ザパロフ=キルギス大統領を迎えて首脳会談を行った。この日、ユン大統領は「会談を早く終えて昼食を取ろう」と日程を急いだという。このため、ユン大統領が同日午前から非常戒厳を念頭に置いていたのではないかという声が出ている。
与党の高位関係者は「ユン大統領が戒厳宣布のために国務会議を開き、文書を整えて署名までし、戒厳解除要求案が国会で可決されるやいなや直ちに軍に撤収するよう指示し、戒厳解除案処理のための国務会議を招集した」として「法的手続きは全て守ったこと」と主張した。
それと共に「野党の人々が立法壟断で自分たちの有罪を無罪にし国を完全に麻痺させたが、戒厳はこういう亡国的な違憲・違法行為に対して大統領が取った最後の手段だった」と話した。[朝鮮日報参照]
民主党の横暴(詳しい内容は多すぎて今は書けない)がものすごいので、大統領が「戒厳令」を出したがるのも心情的にはわかる。しかし戒厳令カードは最後の最後の切り札として残しておくべきだった。こんな使い方をして、なんの意味もなく、否、今や大統領が弾劾されるか下野するかのどっちかしか道がないような状況をユン・ソンニョル自ら作ってしまった。ますます民主党の横暴が激しさを増してゆくであろう。
あいつらをしょっぴいて監獄に入れないといけないのだが、そのベクトルも限りなく色あせてしまった。これからは、犯罪者イ・ジェミョンや玉ねぎ男チョ・グクらのしゃしゃりでる映像を見ながら過ごさねばならないと思うと気が滅入る。テレビは一切見ないことにする。
ハン・ドンフンはじめ保守勢力がいろいろと頑張っているがどこまでやつらの横暴を抑えることができるやら。ボレロを聞いたりモーツァルトを聞いたりしながら、この憂鬱な空気に飲まれないようにしている。心を明るく積極的に保つことで日々をクリアーしてゆこう。
(無料メルマガ『キムチパワー』2023年12月5日号)
image by: 대한민국 대통령실 - Home | Facebook