元国税調査官があばく生活保護と外国人の真実。「不正受給」という分断工作に釣られる人々が見落とす日本の大問題

 

なぜ日本人ばかりが生活保護からあぶれているのか?

ここで大きな疑問を持つ人がいるはずです。

「日本では生活保護は受給しにくいのに、なぜ外国籍の生活保護受給率は日本人の6~7倍もあるのか」と。

なぜそういうことになっているかは、様々な要因がある思われますが、まず日本人の場合、生活保護の申請をしても役所で追い返されることが多い、ということが挙げられます。

日本の役所は、なるべく生活保護を申請させないように、本当は生活保護の受給資格を満たしているのに、「あなたはまだ働ける」「怠けているだけ」などと難癖をつけて、申請用紙を渡さずに追い返すことが多々あります。

そのために生活保護のハードルが高くなり、申請する人自体が少なくなっているのです。

ですが本来は、窓口で追い返すなど違法行為です。申請用紙が欲しいと言っている人に申請用紙を渡さなかったり、突き返したりすることはできないのです。

だから、受給資格を満たしている人が、自分で申請用紙を取り寄せて送付すれば、受給できるようになっています。

ところが日本人の多くはバカ正直なので、わざわざ窓口に出向いて役人に頭を下げて申請書をくれるよう懇願し、嫌味をさんざん言われて追い返されるという状況になっているのです。

しかし、外国籍の人の場合、そういうバカ正直なことはしません。窓口に行っても、役人の言うことなどは聞かずに、申請用紙をくれるまで粘りますし、何を言われても申請書を提出します。

また外国籍の人の場合は、同国人の団体や外国人支援団体などを通じて情報を仕入れたり、手続きを手伝ってもらったりもします。

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