自民・萩生田氏が悩む「櫻井よしこ氏の熱い眼差し」高市応援、石破おろし、選択的夫婦別姓反対…これ俺が全部やる流れか?

 

「石破首相ではだめだ」中国との関係改善に苛立ち隠さず

岩屋毅外務大臣は昨年12月、中国を訪問し李強首相、王毅外相と会談した。

そのさい、王毅外相の早期訪日を実現し「ハイレベル経済対話」を行うことで一致し、中国人向けのビザの発給要件などを緩和する方針を打ち出した。日中韓首脳会談(サミット)の開催や、石破首相の訪中、習近平国家主席の訪日を視野に入れているとメディアで報じられている。

13日からは自民党の森山裕幹事長と公明党の西田実仁幹事長が訪中し中国共産党との政党間交流を行った。岩屋外相も韓国やフィリピンなどを歴訪した。

その一方で、石破首相の対米外交は、なんともちぐはぐだ。1月中旬にトランプ氏と会談する方向で水面下の調整をしていたが、結局、先送りにしてしまった。

石破首相は昨年11月に南米を訪問した後、トランプ氏に会談を働きかけたが、「就任前に各国首脳とは正式会談をしない」と断られた。カナダのトルドー首相やフランスのマクロン大統領とは会っているから、軽く扱われたということなのだろう。

中国との関係改善には素早く手を打つわりに、同盟国の次期大統領との人間関係構築には尻込みしているように見えてしまう。会談日程の先送りについて“安倍外交”を絶賛してきた保守層から「トランプ氏が苦手で逃げているんではないか」と嫌味な声が上がるのもやむをえまい。

「櫻LIVE」の出演者たちは「石破首相ではだめだ」と口をそろえた。石破氏でだめなら、高市氏か。だが、今のところ、自民党内に何の動きもない。櫻井氏が「高市さんを盛り立てていくとしたらどういうように・・・」と水を向けると、萩生田氏は次のように語った。

「総裁選のネクストバッターズサークルにいると思っている。全国をまわっておられるし、総裁選でたくましさが増した。あとは胆力。変な時に繊細で、夜中にメールしてきたり。細かいこと気にしないでやってほしい」

この発言はどうとらえるべきだろうか。高市氏を総裁選で支援した安倍派議員の多くが落選している。麻生太郎氏が総裁選で高市支援にまわったが、次回は誰を応援するかわからない。全国の党員にリーフレットや郵便物を郵送し、様々な経費がふくらむ総裁選には「億単位」の資金が必要とされる。無派閥の高市氏に二年連続でチャレンジする余力はあるのか。

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