受験シーズン到来。「極度の緊張」を「心地よい緊張感」に変える方法とは?

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受験シーズン到来。毎年この時期になると多くの受験生たちが緊張している場面にでくわします。それぞれが本番に自分の実力を発揮して、「合格したい!」という気持ちを持っているものです。しかし、入試前になるとどうしても緊張してしまうもの。そこで今回は、『君と会えたから』『手紙屋』『また必ず会おうと誰もが言った』『運転者』など数々の作品を生み出してきたロングセラー作家・喜多川泰さんのメルマガ『喜多川泰のメルマガ「Leader’s Village」』より、緊張を「心地よいもの」に変える方法について書かれた記事の一部内容を抜粋してご紹介します。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題:Vol.145 「それを手にするにふさわしい今日を」

それを手にするにふさわしい今日を

先週末に大学入学共通テストが実施され、いよいよ受験シーズン到来です。

大学入試前の受験生に「緊張するな」というのも無理な話ではありますが、先生の日頃の声掛けによって「極度の緊張」を「心地よい緊張感」に変えることはできます。

試験に限らず、部活の試合や発表会、仕事におけるプレゼンなど「ここ一番」というときには、人はいい結果を望みますが、「実力以上の結果」を望むと極度に緊張をし逆に失敗を繰り返すことに。

だから、望むべくは「今の自分の望み通りの結果」ではなく「今の自分の努力に相応しい結果」にするべきです。

お正月に初詣に行くとたくさんの絵馬がかかっています。

書いてある言葉のほとんどは「〇〇大学に合格できますように」といったものなんですね。

絵馬だけではその人がその大学合格にふさわしい努力をしてきたかどうかなんてわからない。

だから中には、合格にふさわしい努力など全くしていないけど希望だけは高く書いておくなんて人もいますね。

そうなると神様も困りますよ。

だけど、

「入試の結果が、これまでの私の努力に相応しい結果になりますように」

と絵馬に書いてあったら神様も

「おお、任せておけ」

となるんじゃないでしょうかね。

と言うよりも、神様の仕業かどうかは別として、すべての結果はやはりその人の今の自分に相応しいものになるというのが変えようのない事実だと思うんです。

でも、そんな話を受験直前に初めてされたら、緊張が増す一方かもしれませんよね。

「え!合格に相応しい過ごし方してきてないんだけど」

ってなってしまう。

だから、このお話は受験の1年以上前からことあるごとに伝えるようにしていました。

「入試の結果は、それまでの自分の過ごし方に相応しいものにしかならない」

やってくる結果が必ず今の自分に相応しい結果になるのであれば、神頼みをすることもなくなる。入試というのは、これまでの過ごし方に相応しい結果が何なのかを確認しに行く場でしかないということになる。そう考えると、今日一日、自分が望む結果を手にする人として相応しい過ごし方ができたかと顧みるようになる。

というわけで今週のテーマは

「それを手にするに相応しい今日を過ごした?」


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1970年生まれ。2005年「賢者の書」で作家デビュー。「君と会えたから」「手紙屋」「また必ず会おうと誰もが言った」「運転者」など数々の作品が時代を超えて愛されるロングセラーとなり、国内累計95万部を超える。その影響力は国内だけにとどまらず、韓国、中国、台湾、ベトナム、タイ、ロシアなど世界各国で翻訳出版されている。人の心や世の中を独自の視点で観察し、「喜多川ワールド」と呼ばれる独特の言葉で表現するその文章は、読む人の心を暖かくし、価値観や人生を大きく変えると小学生から80代まで幅広い層に支持されている。

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