パワハラでもなく、同僚は気にしている様子はないけれど、上司の指摘にびくびくしてしまう。世界的なコンサルティング会社マッキンゼーで14年間もの勤務経験を持つ、ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクターの赤羽雄二さんは、自身のメルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』に送られてきたそんな切実なお悩みに回答しています。
上司の指摘にびくびくしています。同僚はあまり気にしていないのですが、私はとても辛いです。
Question
社会人7年目ですが、いまだに仕事や会社に慣れません。特に上司の指摘でびくびくしてしまいます。多分、パワハラとは言いづらいし、同僚もあまり気にしていないのですが、私にはぐさっと来ます。今2社目なのですが、前の職場でも同様のことがありました。同僚は平気なのに、私は心臓がバクバクして2ヶ月ほど休職しました。いつまでも繰り返したくないのですが、どうしたらいいでしょうか。産業医の先生にも相談しましたが、あまりこれと言った助言はありませんでした。
赤羽さんからの回答
ご相談どうもありがとうございます。お気持ち大変よくわかります。
会社の同僚、学校時代のご友人などで、似たような悩みをお持ちの方はおられないでしょうか。
そういう方と何が辛いのか、どういうときはそうでもないのか、どういうときは特に響くのか、意見交換ができると楽になるのですが。
理解してもらえない辛さがかなりあるでしょうから、仲間作りが役立ちます。
相談者さんのように気にならない人がいても、そういう人だと、気休めにならないですよね。産業医の先生も今一つだったとすると、似たような感受性で似たように苦しんでいる方を見つけ、仲間になり、安全基地として話すことが一番の癒やしになるような気がします。
最近読んだ本の中では、『不安型愛着スタイル』という岡田尊司先生の本をお勧めしたいです。
この本は、相談者さんのように過敏、あるいは感じやすい人がどうしてそうなるのか、もともと親との関係がどうだったのか、どうすれば原因・真因を理解し、対策を立てられるのかを非常にわかりやすく書いてあります。
できればそれに加えて、私が130冊読んだうちから特にお勧めの27冊の過半も読んでいただければ、ご自身の悩みが決して珍しいものではないこと、また、その悩みは親との関係から起きていること、軽減する方法があることに納得されると思います。
自信、自己肯定感の低さに悩み、人間関係が辛くて毎日がストレス、と感じる方はぜひご覧ください。答えはほぼこちらにあります。特にお勧めは、2段目の
『「毒親」の正体』
『気づけない毒親」』4段目の
『自分に気づく心理学』
『愛着障害は何歳からでも必ず修復できる』
『子どもの発達障害』 pic.twitter.com/kZIa7c25EQ— 赤羽雄二 (@YujiAkaba) February 9, 2023
https://www.instagram.com/p/C1ZUsSSyBtn/!u3000
上司役、ご自身役、オブザーバーの3役でロールプレイングをすると、さらに上司の気持ちがわかり、一方的にパワハラを受けているのではない、ということがはっきりと感じられ、楽になります。
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