塾講師を25年続けてわかった「幸せな人生を送る人」に共通する3つのこと

 

先ほどの質問内容。社会に出て成功している人、各分野において活躍している人、幸せな人生を送っている人、彼らに共通していることは何か。

さまざまな人たちを観察すると、多くの共通点が見つかる。

それらはいろいろな言葉で表現できるだろうが、僕は三つの言葉に集約して生徒たちに伝えていた。

それが

「笑顔と優しさ、挑戦する勇気」

だ。

これらすべてが備わっている人は、どんな分野に行くことになっても活躍し、成功し、幸せな人生を送ることができる。おそらく例外はない。

「笑顔」というのは言い換えれば、「自分の機嫌は自分で取れる人である」という意味でもある。

周りの出来事や状況によって機嫌を左右されず、いつも「明るくいられる人」になること。

日々新しいことがやってきて、思うようにいかないことの連続である「勉強」だからこそ、自分の機嫌は自分で取れる人になるための訓練になる。

「優しさ」というのは、メルマガのVol.148号でも書いた、相手に対する敬意とも言える。

瞬時に相手を自分を入れ替えて、「もし自分があの人なら」を考えて、相手の望むことをしてあげられる優しさ。

集団で授業を受ける「教室」だからこそ育むことができる能力だ。

先生と生徒が一対一で行う指導では、点数は増えるかもしれないが自分とあの人を入れ替える機会が圧倒的に少なくなる。敬意を学ぶにはたくさんの人と接した方がいい。

人は人でしか磨けないのだ。

そして「挑戦する勇気」

挑戦はいい結果を手にするために必要だと思われがちだがそうではない。成功者たちはそうではないことを教えてくれているが、どうしても僕たちは結果として欲しいものを手に入れることが大事だと思ってしまっている。

実は結果によらず、自らが定めた目標に向けて本気で挑む行為そのものが大事だ。

本気で挑んだのであれば、手にした結果が期待したものだったとか、思い通りのものではなかったということはどちらでもいいといったら驚くだろうか。もちろん欲しいものを手にするかしないかで歩むべき人生は変わるであろうが、どの道を歩んだとしても、その人は幸せな人生になるという意味で、どちらでもいいと言っている。

なぜか。

人はそんな人を応援したくなるからだ。

この記事の著者・喜多川泰さんのメルマガ

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