「高額印鑑は、霊の啓示ではなく“財布の中身”で決まっていた」
特殊詐欺や宗教がらみの悪質商法などを30年以上も追い続けている、メルマガ『詐欺・悪質商法ジャーナリスト・多田文明が見てきた、口外禁止の「騙し、騙されの世界」』の著者でジャーナリストの多田文明(ただ・ふみあき)さん。
その原点は、なんと自身がかつて旧統一教会の信者だったという衝撃の経歴にありました。
多田さんが語る霊感商法の実態は、まさに“信じたくないけど、実際にあった話”。
しかも、印鑑や壺の価格は「霊の指示」などではなく、顧客の資産状況に応じて自在に変動してるのが現状だとか。
「10万円で済む人もいれば、100万円払わされる人もいる。商品は同じなのに、だ」──そこには、信仰ではなく冷徹な営業マニュアルが存在していたのです。
「霊が見える」…はずが、実は演技と情報戦
さらに多田さんは、信者たちが用いていた“霊が見えるフリ”の手口を明かします。
事前に得た個人情報をもとに、相手の「弱み」に合わせた巧妙な演出で信用を得るのです。
「本当に霊が見えている人なんて、一人もいませんでした」──と語るその裏には、“見抜けない人間心理の脆さ”が利用されていました。
オンラインカジノ、SNS詐欺…現代の“匿名型地獄”
今、多田さんが特に警鐘を鳴らすのが、オンラインカジノとSNS型詐欺。
利用者の3割が「1週間で借金に転落」するというデータは、氷山の一角にすぎません。
さらに、海外の詐欺グループが「日本人ターゲット」に参入するなど、“犯罪のプロ化・グローバル化”が加速しているのが現実です。
「相談は増える一方。でも、手が足りない」
コロナ禍以降、Zoomなどを使ったオンライン取材が可能になったことで、日本全国から被害の声が届くようになった一方、相談件数は急増中。全てに対応しきれないジレンマも抱えているといいます。
「人は誰でも、騙される」――だからこそ知っておくべき“予防の知識”
多田さんのインタビューから浮かび上がるのは、詐欺は特殊な人だけが引っかかるのではなく、“誰にでも起こり得る”という現実。
「なぜ、あの人は騙されたのか?」ではなく、「自分だったら、どう防ぐか?」──そう問い直すことが、最初の防御になる。
この続きは、3/27公開のインタビュー動画で!
霊感商法の具体的な手口や、詐欺グループの最新動向など、記事では語りきれなかったディープな話を動画で公開中。
興味をもたれた方は、ぜひYouTube(公開:2025年3月27日17時〜)で全編をご視聴ください!
公開は3月27日(水)17:00を予定しています。
ぜひチャンネル登録をして、公開をお待ちください!
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