山林火災“同時多発”に「多すぎ」「おかしくね?」SNSざわつく。錯覚か陰謀論か?野焼きではなく“放火テロ”疑う人も

2025.03.26
by 東山ドレミ
 

なぜ大規模な山火事は特定の年に集中するのか?

さらに林野庁のWebサイトを眺めていると、興味深いデータがいくつか見つかった。

まず、山火事が起きやすい時期は春で、4月が最も多い。これは報道されている通りだ。

いっぽう、山林火災の発生件数は1975年前後をピークに、長期トレンドとしては減少傾向にある。

さらに、「住民避難勧告等が出された大規模な山火事」に限ると、2002年以降は年平均1~2回といった発生率のようだ。ただ、なぜか特定の年に集中する傾向があるようにも見える。

先のネットメディア編集デスクの意見。

「地球温暖化に伴う異常気象が山林火災の原因、という主張をしばしば見かけますが、そうだとすると、全体の火災発生件数が減少傾向にあるのはどうしてなのか、私には不思議に感じられます。また、なぜ住民避難を要する大規模な山火事が特定の年に集中しやすいのか?これも不可解です。“当該年の気象条件が、火災を発生しやすくさせた”と考えるのが常識的なのでしょうが、実は“当該年に、特定の放火犯が日本中に火をつけてまわった”可能性も無視はできないのではないでしょうか?少なくとも、岩手・愛媛・岡山・宮崎と山林火災が相次ぎ、住民避難を余儀なくされている現状をみると、『火災が多すぎる年』『何かがおかしい年』と感じるのは、決して錯覚ではない気がしますね」(前出のネットメディア編集デスク)

山火事シーズンは5月まで続く。今のところ放火やテロを示す証拠はないものの、人々が警戒心を持つことは“火の用心”に一定の効果があるかもしれない。

image by: Toa55 / Shutterstock.com

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