“尖った笑い”で天才を再証明する松本。中居ファンが邪魔なワケ
松本人志の芸能活動再開と『ダウンタウンチャンネル』開設のビッグニュースに、中居正広ファンたちが“相乗り”しようとしている。
この危うさについて、別の芸能関係者が指摘する。
「吉本やダウンタウン側にはメリットとデメリットがある。まず最大のメリットは何と言ってもサービスの初期登録者数を確保しやすくなること。中居ファンは年齢層が高く金払いのいい女性たち。彼女たちをサブスクライバーにカウントできるのはビジネス上、大きな魅力となる。
いっぽうでデメリットも無視できない。松本ファンがサブスクに求めるであろう“新しい笑い”と、中居ファンが求める“癒やし”や“救済”は相性が悪い。“文春砲を浴びたファン同士”という仲間意識だけでは絶対に埋まらない根本的な溝が両者にはある。そんな中、『ダウンタウンチャンネル』全体として“中居色”を強く出しすぎると、チャンネル運営が安定軌道に乗る前に、松本信者が離れてしまうという本末転倒にもなりかねない。
松本は笑いの天才『だった』。なぜ過去形かというと、近年は取り巻きの後輩芸人たちの“トークを回す”立場に安住して、世間の評価から逃げてきたため。ニュースバラエティのMCをやるようになってからは、故・安倍晋三元総理など政治権力におもねる姿勢も目立っていた。
それと同じことを今さらサブスクで“再放送”しても登録者をつなぎとめるのは難しい。テレビのコンプライアンスも言い訳にはできない。となるとビジネス上、尖った笑いに立ち返り、もういちど“天才を証明”することが求められる。その際に、中居ファンの顔色を気にしているようではロクな作品を作れなくなってしまう。
さらに、このタイミングで“松本&中居復活”を下手に強調して、再び文春を“怒らせる”ことになったら目も当てられない。フジテレビ第三者委調査報告書の“全裸手招きタレントU”の疑惑はくすぶったまま。初夏とも言われるチャンネル開設に無事こぎつけるには、中居とは“絶縁”するくらいの警戒心が必要なはずだ」(芸能関係者)
では、『ダウンタウンチャンネル』にファンたちが求めるであろう“尖った笑い”とは、具体的に一体どのようなものなのだろうか?(次ページに続く)









