「豚コレラの感染拡大はそもそも神様が悪い!」の噴飯
しかし、記者団が問題にしたのは、この意味不明の部分よりも、問題発言の中の「支援者の方々がたくさんコメをくださる」の部分でした。地元の支援者と政治家との金品の授受は、場合によっては政治資金規正法に抵触するからです。そして、1人の記者が次のように質問しました。
記者 「コメは支援者の方々個人から大臣個人への贈り物という形ですか?」
江藤農水相 「そりゃあもう個人と個人ですよ。昔からの友だちです。毎年くれる人もいれば、今年はくれなかったんだなと思う人もいますけど、これはもう個人からの頂き物で、そんなに、あの、私が『売るほどある』と言ったのは言い過ぎでした。やっぱりですね、高齢になると、なかなか会場も盛り上がっていたので、ちょっとウケを狙ってですね、強めに言いましたが、『売るほど』というのが無いというのは、妻からのお話しでした」
言うにことかいて「ウケを狙った」って、本日二度目のおいおいおいおいおーーーーい!!…というわけで、この人のトンデモ発言は今に始まったことじゃありません。そこで今回は、ここ数年の江藤拓の「やっちまった事案」の中から、思い出深いものをピックアップしてみたいと思います。まずは、2019年の第4次安倍第2次改造内閣で、江藤拓が農水相に初入閣した時の発言です。
現在のコメ価格の高騰と同じく、当時は前年2018年から感染拡大が続いていた「豚コレラ」が1年経っても収まらず、担当大臣である江藤拓は、2019年9月21日の参院農林水産委員会で、野党から厳しく追及されました。最初のうちは、あーだこーだと場当たり的な言い訳を繰り返していた江藤拓でしたが、担当大臣としての責任を問われると返答に困り、とうとうこんな発言をしちゃったのです。
(豚コレラの感染拡大は)そもそも神様が悪い!
まさに「オーマイガー!」です。これが、1年経っても改善されない問題について、国会の場で担当大臣がその責任を問われた時の答弁だなんて、ニワカには信じられません。まるで宿題を忘れた小学生です。そして、この開いた口からエクトプラズムが流れ出て幽体離脱しちゃいそうなトンデモ発言に対して、野党から「責任転嫁だ!」と批判されると、江藤拓はこの発言をマッハで撤回して、議事録からも削除させたのです。
こんな人物ですから、このまま備蓄米を放出し続けてもコメの価格が下がらなければ、そのうち今回も「そもそも神様が悪い!」と言い出しかねません…というわけで、続きましては、現在の第2次石破内閣で農水相に再入閣してからの江藤拓のトンデモ発言です。
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