小栗旬が胸を撫で下ろす?新作映画『バッド・ルーテナント:トウキョウ』の「ありがたい設定」ハリウッド再挑戦に英語の壁、でもバディ役との会話なら…

2025.05.25
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三池崇史監督の新作スリラー映画『バッド・ルーテナント:トウキョウ』で、久々にハリウッド作品に出演することになった小栗旬(42)。2021年3月のハリウッド進出作『ゴジラvsコング』では英会話に苦労し、SNSでファンから酷評されたこともありましたが、はたして今回は“勝算アリ”なのでしょうか?芸能記者歴30年超のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが解説します。

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小栗旬のリベンジなるか?英語が苦手すぎてハリウッド進出に“失敗”した苦い過去

小栗旬が、2021年3月に全米公開された『ゴジラvsコング』以来となるハリウッド作品に出演します。

今年3月のアカデミー賞で、作品・監督・主演女優・脚本・編集賞の5部門を受賞した『ANORA アノーラ』の配給会社『ネオン』が製作する日米合作映画『バッド・ルーテナント:トウキョウ』(以下BLT)がそれで、監督は三池崇史、天願大介が脚本です。

約1年間の家族全員でのロサンゼルス生活を経ての『ゴジラ~』は、小栗のハリウッド・デビュー作品ということで、公開前から日本のマスコミは大盛り上がりを見せていたのですが、その僅かな出演シーンとセリフに、SNSでは酷評コメントが大爆発してしまいました。

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言葉ができないことで、本人も撮影現場でコミュニケーションが取れず、英語のセリフも全然ダメ、「これじゃ、ちょっと使えない…」と言われたりもした小栗ですが、今回の『BLT』の設定は“警視庁の汚職刑事(小栗)が、政治家の娘の失踪事件を捜査するため東京に派遣されたFBI捜査官とともに…”というものですから、ハリウッド製作とはいえ、今回は少し胸を撫で下ろしているかもしれませんね。

小栗のバディとなる“東京に派遣されたFBI捜査官”は、2015年公開の『シンデレラ』で主演を務め、2018年公開の『マンマ・ミーア! ヒア・ウィ-・ゴー』でメリル・ストリープの若い頃を演じ、2019年公開『イエスタデイ』にも出演したリリー・ジェームズが演じるようです。

プレスリリースには“YAKUZAの裏社会で暗躍する狂気的な殺し屋に命を狙われる”ともあり、日本では“バイオレンスの巨匠”とも呼ばれる三池監督が、日本の警視庁や、アメリカ人が大好きなYAKUZA、反社をどう描くのか…想像しただけでワクワクしてきます。

製作側は1989年9月に全米公開された、マイケル・ダグラス、高倉健、松田優作の『ブラックレイン』をベースに置いているようです。

私が個人的に連想したのは、2022年にHBO Maxが制作、WOWOWも共同制作に参加した『TOKYO VICE』の宮本仁(Jin Miyamoto)――伊藤英明が軽々と演じた“黒い交際が噂される警視庁生活安全課の刑事”ですが、『SHOGUN 将軍』の大成功の勢いそのままに、三池監督が現代の警視庁汚職刑事とFBI捜査官という題材をヒット作品に仕上げることができるのか、その動向が楽しみです。(次ページに続く)

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