児童の給食を捨てて部活部員を遠征先に置き去り、いじめ被害者には「いらない子」の大暴言。教育現場を“治外法権の地”にする身勝手な教師たち

 

名門女子バスケ部の顧問が起こした「生徒置き去り事件」

佐久長聖高校(長野県佐久市)で女子バスケットボール部の顧問を務める女性教諭が、新潟市での練習試合の際に、部員一人を置き去りにして、この部員が新幹線で帰宅していたとしてニュースになっている。指導の理由は、プレイが気に入らなかったから。

「一人で帰れ」と言って、宿泊先に置き去りにしたのだ。

続報では、そもそもで部員10人をバスに乗せず、宿泊先から遠征の学校までの7キロを歩かせていたということが発覚した。

なぜこんなことをしたのか?という理由では、挨拶が出来ていなかったからだという。挨拶の指導のために、炎天下の中、バスに乗せず7キロも歩かせ、一人は新幹線で帰宅するという事態がおきたのだ。

プレイが気に入らないから、一人で帰れ!というのは指導の範疇をすでに超えているだろう。

学校は教諭を厳重注意処分としたということであるが、果たしてその程度の事であったのだろうか。

体育会系の部活では、パワハラが横行しやすい環境が確かにあるが、基本的にそうした指導は誤りであることは現代社会においての正解なのだ。

広島広陵高校野球部の事件も同様であり、こうした問題は多くの学校が抱えていることであろう。

【関連】甲子園出場辞退の広陵高校など氷山の一角。全国大会の常連部活で暴行事件やいじめが多発する構造的な問題

体罰の規定や不適切指導の判例からみれば、上の事件は双方とも確実に不適切指導であり、体罰とも言える理不尽な暴力性によって引き起こされたものだと断じることが出来よう。

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