米国を覆う深いニヒリズム。チャーリー・カーク氏暗殺事件から見えた学歴エリートの冷笑と虚無主義

 

「守銭奴と犯罪者」

 「ニヒリズム(nihilism)」という言葉を調べると、「全ての価値や意味を否定する思想や態度のこと。『虚無主義』。あらゆる事柄に否定的または懐疑的な見方をする哲学的な考え方」とあります。

要するに、「この世の中には真実も本当の美も善も存在しない」と彼らは信じており、従って「生きていることにも『意味』は無い」と決めつけているのです。

だから、あらゆるものを馬鹿にし冷笑するわけです。

ニヒリズムを信奉している人から見れば、カーク氏のように神やイエス・キリストを信じている人たちは愚かに見え、見ているだけで腹が立つのかもしれません。

「愛」なんて言葉も大嫌いなのでしょう。

しかし、「意味」や「価値」の存在は信じられなくても、自分が体験する刹那的な「快楽」は実感できますから、そうした快楽をもたらす薬物や暴力、特に「金銭」などは信じることができるのです。

だから、頭がちょっと良ければ「守銭奴」に、頭が悪ければ「犯罪者」になるわけです。

そうした、ちょっと頭が良くて目端の利く守銭奴たちがつるんででっち上げた企業や政府がろくなものになるはずもありません。

金に飽かしてそろえたAIや傭兵(あるいはギャング)を使ってやることは、所詮は犯罪のようなものになります。

弱い者を騙して、なけなしの金を巻き上げても、妙なワクチンで人が死んでも、さっぱり良心は痛みません。はなから良心(真善美の内の「善」)はありませんから、痛みようが無いのです。

この世には善も無ければ悪も無い、だから良心なんてものもありません。

頭の悪い連中と違うのは、「合法的」な装いで武装しているという点だけでしょう。

ですから、こうした「インテリ犯罪者」の周辺には常に「弁護士」や「代議士」の先生方が群がっているというわけです。

そして、こうした「インテリ犯罪者」が海外進出しようとすれば、政治家や外交官、時には軍隊まで使って、自分たちの「ルール」を外国に押し付けようとします。

これが「グローバリズム」です。(『富田隆のお気楽心理学』2025年9月18日号より一部抜粋。続きはご登録の上お楽しみください、初月無料です)

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