営業・接客は「最初の一言」が9割。出会って5秒で心をつかむ営業力とは?

 

営業や接客では、最初の一言が“お客様の心を開くか閉ざすか”を決める重要な要素になる。

営業スタッフが発する第一声が“明るく、さわやか”といった感じであれば、お客様は安心し心を開きやすい。

しかし内容がネガティブでは意味がない。

少し前のこと。

紹介で営業スタッフとお会いした。感じの良さそうな人だった。

しかし第一声で「今日はあいにくの雨ですね」と言ってきた。

雨という事実をネガティブに捉える。その瞬間、ちょっとテンションが下がった。

そうではなく「この雨で少し乾燥が和らぎましたね」と言ってくれたらどうだろう?

その瞬間に「この人はポジティブだな」と好印象を持っただろう。

同じ雨でも良い方向に変換する。これだけで印象はガラッと変わるもの。

第一印象というのは「視覚 → 聴覚 → 言葉」の順で形成される。

1 清潔感のある身だしなみ・姿勢

2 明るい声のトーン

3 ポジティブな第一声

この三つがそろえば、相手はあなたに対して「この人と話してみたい」と思う。

しかしどれか一つ欠けると弱くなる。

・見た目が良くても、第一声がネガティブなら台無し

・声が明るくても、身だしなみに気遣いがなければ敬遠される

だからこそ外見で好印象を与え、声と内容で心をつかむ。これを心掛けて欲しい。

第一声について多くの営業スタッフは重要性に気が付いていない。

例えば、

「ご無沙汰しております」

「本日はお時間をいただきありがとうございます」

といった感じ。

悪くはないが印象には残らない。ちょっとした一言で印象はガラッと変わる。

知人の営業スタッフとお会いした時のこと、開口一番「またお会いできて嬉しいです。前回のルーティーンの話、最高でした」と言ってきた。

この一言で「覚えていてくれたんだ。嬉しいな」といい気分になった。

たった一言で相手の気持ちは変わる。人は関心を向けられた時に心が動くものだ。

この記事の著者・菊原智明さんのメルマガ

初月無料で読む

print
いま読まれてます

  • 営業・接客は「最初の一言」が9割。出会って5秒で心をつかむ営業力とは?
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け