移民反対の自称保守こそ「自虐史観」だ。小林よしのり氏が暴く「日本人単一民族論」の大ウソ

 

自称保守こそ「自虐史観」だ

ところが戦後日本のサヨクは、そのような日本人の特徴を一切理解していなかった。日本人も欧米人も全く同じと思い込み、欧米がアジアの植民地で非道な行為をしていたのであれば、日本もアジアの植民地で全く同じ、またはそれ以上の極悪非道なことしかしなかったに違いないと決めつけ、日本人はアジアに悪いことをした、反省しなければならない、謝罪しなければならないと叫び続けた。これを「自虐史観」という。

わしは『戦争論』を描き、歴史教科書運動に参加し、自虐史観と戦ってきた。そして「保守」を自称する者たちも自虐史観が大嫌いだったはずだ。
ところがわしには、いま移民反対を唱えている自称保守こそが「自虐史観」に嵌っているようにしか見えない。

なぜなら、連中は日本人の特徴を一切理解せず、日本人も欧米人も全く同じと思い込み、欧米が移民を入れたために混乱をきたしているのなら、日本が移民を入れればそれと全く同じ、あるいはそれ以上の混乱を生じ、国の財産も全てぶんどられ、日本が日本ではなくなってしまうと恐れおののいているのだ。日本人はそれほどまでにダメなものだと信じているのだ。

これはサヨクの自虐史観と全く同じ構図である。日本はサヨクもウヨクも自虐史観だったのだ。

わしも以前は移民受け入れについては慎重な姿勢だった。以前は移民推進の主張といえば、グローバリズムで人の行き来を活発にして、世界中を均一にしてしまえばいいという竹中平蔵のような意見しかなかったからだ。

だが、もう時代が全く変わった。今は、日本を守り発展させていくために移民を受け入れる必要があり、それは日本でこそ可能であると考えなければならない。
保守は原理主義ではなく、時代に応じて変化していかなければならない。

そこで最も重要なのは、日本人とは何かというアイデンティティの問題から出発して考えることであるーーー(メルマガ『小林よしのりライジング』2026年2月3日号より一部抜粋・敬称略。続きはメルマガ登録の上お楽しみください)

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