どのように催眠商法の手口は巧妙になったのか
押し売りのような、強引な売り方であれば、被害に気付きやすいのですが、催眠商法では「喜んで買った」と思わせるようにしていますので、被害に気付かない方が多くいます。
催眠商法の業者もその辺りはわかっており、堂々と「クーリング・オフ」があることを話します。なぜなら、それをできないことがわかっているからです。
以前の催眠商法では、布団や着物などを売っていました。この時、気分を盛り上げて、その場で商品を売りつけることが多くありました。
しかし最近の催眠商法では、来場者らに安い商品を提供しながら、何度も通ってもらうように仕向けます。その結果、多くの高齢者はリピーターとなり、高額商品を購入させられます。
こうなると、何度も会場に通わせることで、無条件での解約ができる8日間など、あっという間に過ぎてしまうことになります。
この期間でのクーリング・オフは、催眠商法において身を守る手段として、十分な効果はありません。マルチ商法では20日以内ですが、催眠商法ではもっと長く、2か月以上にしなければならないと思っています。
被害を防ぐためには、周りの人たちが気づくことが大事になります。
今の催眠商法では、健康食品の販売が主流になっています。
布団などであれば気づきやすいですが、健康食品となると、それが催眠商法で買ったものか、通信販売で買ったものかが、判然とせず、周りの人たちも被害に気づきにくくなります。
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