同盟国を脅し敵国を元気づけるトランプ米国の終焉。NYタイムズが喝破した「ラックス・アメリカーナ」の異常性

 

栄枯盛衰は世のならい。ロザダが取り上げた歴史書の古典的名著

このあとロザダは、歴史書の古典的名著をいくつか取り上げて、超大国の栄枯盛衰の理をいろいろな角度から論じているが、その一々に立ち入ることはしない。ただその書名だけを列記して読者各位の研究の参考に供したい(出版社名などがないものは未邦訳)。

● ポール・ケネディ『大国の興亡/1500年から2000年までの経済の変遷と軍事闘争』(草思社、上下、1988年)
● チャールズ・カプチャン『アメリカ時代の終わり』(NHKブックス、上下、2003年)
● イマニュエル・ウォーラーステイン『脱商品化の時代/アメリカン・パワーの衰退と来るべき世界』(藤原書店、2004年)
● ファリード・ザカリア『アメリカ後の世界』(徳間書店、2008年)
● ロバート・カプラン「ユーラシアに迫り来るアナーキー」(フォリン・アフェアズ・リポート、2016年3月号)
● サミュエル・ハンチントン『文明の衝突』(集英社、1998年。同文庫、上下、2017年)
● ロバート・ギルピン『覇権国の交代/戦争と変動の国際政治学』(勁草書房、2022年)
● ピート・ヘグセス『戦争と戦士たち』(2024年)
● マーク・カーニー「ダボス会議でのミドルパワー演説」(2006年1月、全訳@在日カナダ大使館web→本誌No.1349)
● マルコ・ルビオ「ミュンヘン安全保障会議での基調演説」(2026年2月、全訳@ニコニコチャンネル2/14)

私の希望としては、このリストの4番目あたりに、

◆ 高野孟『滅びゆくアメリカ帝国』(にんげん出版、2006年)

を挿入して貰いたいが、世界の片隅で出版された日本語の本では叶う訳もない。ただし同書の中で私が重視して引用している、

◆ エマニュエル・トッド『帝国以後/アメリカ・システムの崩壊』(藤原書店、2003年)

はこのリストの2番目あたりに是非とも加えておいて頂きたい。

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