失敗から「次の正解」を生み出す! Netflix流・変化対応の戦略論に学べ

 

あと、もうひとつは月額で借りっぱなしなので、一回観て楽しいよりも、ずっとBGVとして楽しいっていうような、新しい映画の使い方の“意味”をNetflixは発見したんですね。

じゃあ、全ての作品を見たくなるような映画監督って、どんな映画作品の映画監督なんだろうか。全ての作品をみたくなるような女優の映画作品ってどんな作品なんだろうか。

っていうのを研究するためにデータ分析っていうものにものすごい力をいれていくんですね。

その結果、まだAIが発達していない時代から、お客さんが好きそうな映画監督だとか、お客さんが好きそうな女優とか俳優をおススメするという機能をものすごく発達させることになりました。

こういうことをやっていると、来るわけです。インターネットの常時接続と高速回線。これによって、レンタルDVDの業界のゲームが圧倒的に変わっちゃうんですよね。

今まで、お店をかかえていたレンタルビデオ屋さんは、むしろお店をかかえるコストが重たくなってきますよね。

インターネットにつながっていれば、人気の作品は、いつでも見られるし、DVDと違ってどんなに人気の作品だろうが、サーバー上にあればみんなが見られる。

そうすると、人気の作品をたくさん抱えるという規模の経済がむしろコストになってきて、人気作品をいち早く誰でも観れますよ。というのが誰でもできる戦いになっちゃったんですよね。

そうすると今までのレンタルビデオ店はダメになっていくのに対して、Netflixっていうのはずっとみていたくなるような映画監督や俳優とかのデータをたくさん持っているし、ロングテールに幅広く持っていたので、どんどん会員数を伸ばしていくっていう風になるわけです。

こういう風におもしろいのは、時代の中心から外れた場所に新しい領土を求めていると、技術が革新することによって、そこが中心になるってことがあるんですね。

大事なのは、新しい技術の中心になったとわかったら、アクセルを踏むことです。なのでNetflixは時代の中心が来たとわかったから、あらゆる家電量販店やスーパーに自分たちの端末を非常に安く販売しました。

安売りをしても、後で月額で回収できるので、最初は安売りしてものちのち黒字になることがわかっていたので、大攻勢をかけてユーザー数をグィーンって伸ばすんですね。

こういう風に、

1:誤ったときはすぐに逃げる。2:逃げたときに感度が良さそうなところ、今まで積み上げたものとは関係なく、ゼロベースで探してみる。3:そうしていると、時代が変わって、テクノロジーが変わって、自分のいる場所が中心になる。4:中心になったら全力でアクセルを踏む。

この構成がエマージェントストラテジーで非常に大事なんです。

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