毎日新聞は「米首都ワシントンで24日、建国250年の祝祭『グレート・アメリカン・ステート・フェア』の開会式典があり、トランプ米大統領が演説した。
共和党のトランプ氏は民主党のバイデン前政権を念頭に『しばらく前まで私たちは死んだ国だった』と自説を展開。選挙集会さながらの雰囲気で国民の結束を促す配慮はみられなかった」とトランプ氏の野党批判を取り上げた。
朝日新聞は「アメリカ建国250周年の節目となる独立記念日の4日、トランプ大統領が首都ワシントンで演説した。退役軍人や宇宙飛行士らを招き、米国の『勝利』と『自由』の歴史をたたえる一方、国内の対抗勢力を『共産主義者』と攻撃するなど、祝賀の場にも政治色を持ち込んだ」と対立する構図を浮かび上がらせた。
読売と産経が国内政治を中心に記述したのに対し、毎日と朝日は評価を加えた書きぶりといえよう。
共同通信は「トランプ米大統領は4日(日本時間5日)、首都ワシントンで建国250年を祝う演説に臨んだ。『米国は世界の希望、光であり続けてきた』とし『米国の黄金時代は幕開けに過ぎない。最高の時はこれからだ』と表明した。
トランプ政権は強圧的な姿勢で世界を揺さぶり、米社会の分断も深刻だ。民主的な価値観を体現し、国際社会を導く特別な存在だと自負してきた米国は変容し、分岐点に直面している」。
世界政治と歴史の節目としての位置づけを提示し、先行きの不透明さも印象付けた。
日経新聞は「トランプ米大統領は4日、米国の独立宣言から250周年の節目を祝う記念式典で演説した。
『米国人に乗り越えられない目標はない』と述べ、好調な株式市場にも触れつつ『米国の黄金時代の幕開けに過ぎない』と宣言した」と、経済と「黄金時代」を組み合わせて、大統領の認識を強調した。
それぞれの論調で捉える今の米国とトランプ大統領のそれぞれの表現は、私たちの社会、米国との同盟関係を基軸とする日本にいる私たちの戸惑いも垣間見える。
間違いなく、私たちは歴史の分岐点の時代のただ中にいる。
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