被害保護者や被害者の「助けて」はクレームではない
学校絶対保護主義と言われる教員出身の学者の中には、このようにいう者がいる。
子供は善、教師は悪という単純な二元論的思考に凝り固まった人権派弁護士、保護者の無理難題を拒否できない学校現場や教育委員会、軽い体罰でもすぐに騒いで教師を悪者にするマスコミ、弁護士の話を鵜呑みにして、かわいそうな被害者を救うヒロイズムに酔った精神科医。そしてクレーマーの保護者。
(引用 「学校崩壊と理不尽クレーム」集英社/嶋崎政男 著)
この主張によれば、このクレーマー、つまり保護者のには、三種の神器があり、それは、1に議員、2に人権と法曹関係者、3にマスコミ関係者なのだそうだ。
ただ、これだけは忘れ欲しくはない。
いじめの被害者は加害者の選択によって選ばれ、実行力として何らかの危害を加えられるのである。それも何らの要因がないケースが多い。仮になにかのキッカケがあったとしても、その対応手段に犯罪行為を含むいじめ行為を選択したのは加害者なのである。
理不尽な暴力から「助けて」というのが被害側の主張の主体であって、それは断じて教育組織への批判ではないのだ。
一方で、教育業界の一定層が、クレーマー、三種の神器だとみていることはよくわかったが、こういう考えが主流なのであれば、学校は、一寸先は闇地獄、やられ損の加害者天国になることは火を見るより明らかだろう。
いつまでも、悲惨ないじめ事件が起き、いつも厳正な真の第三者委員会が、学校や教育委員会や学校法人に、未だにいじめ防止対策推進法を理解していないと強烈に非難するのは当然であろう。

被害側提供 過去のいじめ事件の諮問書
皆さんはどう思うか
調査をする側の長が調査対象の元上司、調査をする側の事務局が調査対象の元部下、関係者は元同僚で、調査を行う人は調査対象の盟友という状態。
これは、当時の開示資料や職員一覧表など公的な資料から証明できるものだから、仮にそうであれば、という前提はなく、事実である。
これを第三者委員会であるという松戸市であるが、これ読む皆さんはどうジャッジするであろう。
私は、これはさすがにアウトだと思うのだが、皆さんはどうだろう。
松戸市は市長部局でもいじめ問題に対応するのだとして、こども家庭庁に助成してもらって、成果がありましたと事業報告をしている。
そこまで力を入れているのであれば、きっと、まともな思考の持ち主もいようと思うが、これが正されることはあるのだろうか。
現在の第三者委員会はどうやら動き始めたばかりのようだが、被害者支援を通じ、ウォッチしていきたいと思う――(『伝説の探偵』2026年7月9日号より一部抜粋。続きをお読みになりたい方はぜひご登録ください。初月無料でお読みいただけます)
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